第17話 初依頼完了!!
文章評価とストーリー評価ありがとうございます!!
なんかいつもここでお礼のことしか言ってない気がしますが、
それは置いといて、なんかすこし展開が遅い気がします……。
もうちょい早くしたほうがいいんですかねぇ?
「みんな大丈夫か!?」
「ユウマ!?」
「私たちは大丈夫ですよっ」
「ユウマこそ大丈夫だったの?」
「ああ、こっちも無事に捕まえることができたぜ。そっちは……大丈夫そうだな」
アクア達の傍らには縄でグルグルにされて身動きがとれなくなったチャライ男がいた。
「それじゃこいつも警護隊に差し出すか」
「そうですね。みんなと合流してから一旦そこらへんの宿屋を借りましょう」
「「はい!!」」
◆ ◆ ◆
【翌日の昼過ぎ】
朝の11時に宿屋を出たはずなのに1時くらいにヒストン学園についた。
なぜそんなに時間がかかったかというと、警護隊の人でなんか偉そうな階級の人(実際こっちの警察のことはほとんど分からないから)に感謝状を貰ったりとか、お礼の品を貰ったりとか、事情聴取をしたり、とにかく色々なことがあり、時間がかかってしまったからだ。
「クエストが終わったらどうするんですか?」
「もう一回受付の人の所にいくんですよ~」
「すいませ~ん! チーム『アリエット』のハイネですけど……」
「あっ、もう依頼人さんも来ていますよ!!」
「ありがとうございます! はい、これ返しますね」
「はい、ご苦労様でした!!」
と一連のやり取りが終わり、
「……まぁこんな感じですね。チーム名とリーダーの名前を言うんです。そして依頼書をかえすんですよ。だけどその前にやらなければいけないことがありまして――」
「依頼人に連絡とかか?」
「そうですね。だけど自分からじゃ分からないので受付の人を通して連絡するんですよっ!」
「依頼が完了した時点で連絡するんだろうけど、まだ僕達ここの人に連絡する方法知りませんよ?」
「それなら心配しなくてもいいですよセシルさん。受付の人に頼めば」
ハイネは、「ついて来て下さい」と言わんばかりに手招きをしていた。
俺達もその後についていった。
「すいません。このチームに携帯電話くれませんか?」
「新しいアリアンスですね? チーム名は何でしょうか?」
「えっと……チーム名は何ですか? ユウマさん」
「ごめん……。まだ決まってないんだ」
「それじゃ~まだ渡せませんねぇ。また後日来てください」
「「はい…………」」
俺達は一旦クエスト受託ギルドを出て、ヒストン学園の校門まででた。
「おっ、初任務お疲れさん♪ どうした? なにか悩んでいるようだけど……?」
校門でどうしようか悩んでいると、ディオ先生が出てきた。
なんかいいタイミングで出てくるなぁ~~。
「あ、ディオ先生。実はアリアンスの名前がなかなか決められなくて……」
「なるほど~~。だから悩んでたのか……そんなもんすぐには出てこないからまた明日決めるというのはどうだ? それぞれの意見を言い合ってさ」
「いい考えじゃん♪」
「そうしようか」
「それじゃ今日は解散だなっ! みんなゆっくり休めよ、まだ休みがあるんだし」
「「はい(おう)!!」」
「あのぉ~ユウマさんすこしいいですか?」
俺はみんなと途中まで帰ろうとした時、ハイネさんから声をかけられた。
「別にいいですよ。それで用件はなんですか?」
「えっと『ユウマーー! 帰るわよ!』……」
「すいません!! ちょっといってきます!」
◆ ◆ ◆
「それでは……ユウマさん明日空いてますか?」
「別に空いてますけど、どうしたんですか?」
「いぇ……あの……ちょっと付き合って欲しいんですが、よろしいでしょうか?」
「デ、デ、デートってやつですか!?」
こんなに可愛い子とデートなんて日本にいたころの俺にはできるわけがない!!
これは願ってもいないチャンス!
「デ、デートじゃないですけど…………はぅ///」
「そそ、そうですか……」
世の中なんでも自分の思い通りにいくことはないと改めて知らされた気がする。
「ただ、ユウマさんが多分リーダーになるんだろうなと思って、すこし一緒に特訓しようかなっと……」
「ほんとですか!? いや~結構自分の腕が心配だったんですよっ! ありがとうございます!」
「いえいえ! 時間は午後1時に校門前でいいですか?」
「はい! それでは」
「また明日会いましょう」
◆ ◆ ◆
「あれ? 遅かったじゃない」
「まぁな。色々とあったんだよ」
「ふぅ~~ん、なんか怪しいわね……」
アクアはジト目で探るような視線をかけてきた。
「べ、別に怪しくなんかねぇよ」
「まぁいいわ。もうすぐご飯の準備するから手伝ってね」
「おう!」
(明日が楽しみだな~~♪)




