第12話 この小説は携帯ではなくPCで見ることをオススメします
いったんこの話を書き終えたら、いままでの話を修正しようかなと思う今日この頃。
(携帯で見てもらってもかまいませんが、読みにくいかも;;)
「みんなよくやったな。3日間サバイバル生活は辛かっただろ? そんなお前達にご褒美だ」
あれから次々と他のチームが森林から出て行き、各クラス外で諸連絡をしているとこだ。
うちのクラスはなぜか集まりが悪かったのでまだ集まっている。
ほかのクラス(1年)はチラチラと帰り始めたところだ。
「先生! ご褒美ってなんですか!?」
「よくぞ聞いてくれました。ご褒美とは……」
「「とは!?」」
「1週間の休暇だ!」
「「おおぉぉーーーーーーー!!」」
ディオ先生が休暇と言った瞬間、クラスのボルテージは最高潮に達した。
それもそのはず、1週間も休みがあれば自分のやりたいことが好きなだけやれるからだろう。
よしこの機会に俺もたっぷり休も――
「正しユウマのチーム以外だ」
俺の夢と希望を返して欲しい……。
これじゃユメもキボーもないぜっ!
……パクリとかじゃないんだかんね!
「先生なんで僕達のチームだけなんですか?」
「まぁまて。ほかのチームは帰っていいぞ。おつかれさん」
「それでほんとのところどうなんですか?」
「前にお金はなんとかなる、って話をしたよな? それを教えたいから明日学校に来てくれるか?」
「別にそれはいいんですけど、何で私たちまで?」
「お前達『アリアンス』って知ってるか?」
アリアンス? 聞いたこともない単語だな。
「確か複数の人間とチームを組んで活動するグループみたいなものですよね?」
「そうだ。本来は夏休みの前あたりから作り始めるんだが、ヒストン学園には毎年恒例の行事があるんだ。それにどうしても勝ちたいからこのクラスで一番勝てそうな奴らを今から育てたいんだ」
ようするにズルってことだな。
「その行事というのは何をやるんですか?」
「各クラス1チームのアリアンスをだして相手の体についている花を取った方の勝ちというやつだ」
「てかこっそり早いうちから鍛えるなんてせこくないか?」
レイン。ごもっともな意見だ。
「それをするなというルールはない!!」
「「………………」」
なんかあまりこの先生教師って感じがしないな……。
どっちかと言うと年上のお兄さんって感じだ。
「ところで先生僕達これからどうすればいいのですか?」
「また明日学校に来てくれ。そこで改めて話そうと思う」
「分かりました。それでは失礼します」
◆ ◆ ◆
【アクアの家】
「それにしてもアリアンスねぇ~。アクアは――中学校ってこの世界ある?」
「ん? 前に話してたヒストン学園の前の学校みたいなやつのこと?」
「そうそう」
「うん、あるわよ。でもその頃はアリアンスって名前を聞いただけで、アリアンスに入ったことは一回もなかったわ」
「そうか……」
やっぱりこの世界も地球の日本と同じで、中学校みたいな教育施設があり、
そこで同じように教育を受けていたということか。
やっぱり俺の世界とたいして変わらないな……。
「ところでアクア、えっと……そのぉ……(ぐ~~)夜ご飯はまだか?」
「ふふっ、余程お腹が減ってたのね。いますぐ作るわ♪」
「~~♪~~♪♪」
アクアは鼻歌を歌いながら料理をし始めた。
軽快な音とともにスムーズに料理を作り上げていく。
なんかやけにご機嫌だな~~。なんか怖いな……。
槍でも降るんじゃないだろうか?
当の本人は……
(明日はアリアンスかぁ~~。楽しみだな~~……!)
俺はアクアのおいしいご飯を食べ終わった後、アクアの掃除の手伝いをすることにした。
「いい? ユウマ。ゴキブリがいたら速攻で殺しなさい。どんなエグイ……じゃなかったグロテスクな殺し方をしてでもいいから確実に殺しなさい。これは戦いだから真剣にやりなさい。分かった?」
「お前性格変わりすぎだろ……」
初めて会ったときは、人に気遣いをするやさしくていい子だと思ったのに……。
あとエグイとグロテスクってあんま意味変わらなくないか?
「それでは始めましょ! トイレと洗面所の掃除をお願い」
「分かった」
掃除、掃除~~。何がでぇっーーるっかなぁーー!?
……テンション上げすぎた。
「(カサカサ)……」
なんかもう早速出たんですけどーー!? これアレだよね!?
台所とかでカサカサしている油っぽいヌルヌルした体で、黒色で約3億年前から地球に存在していて、全世界に約4000種おり、世界に生息する総数は約1兆4853億匹とかいわれてるあいつだよね!?
「(カサカサ)……」
「やばっ! 逃げようとしてやがる。どうする俺!?」
選択肢A このまま見逃す
確かに優しい行為だけど俺の身が危ないから却下だな。
選択肢B アクアにあげる(笑)
これ自殺行為だろ……。てか(笑)ってなんだぁぁーーーーー!!
なんで選択肢に(笑)があるんだよ!!
選択肢C 新聞紙で叩き殺す
これが一番無難かな? よしこれでいこう!!
「オラぁぁぁーーーーーーーーー!!(バコッ)(グシャ!)」
なんか気持ち悪い感じになったけどいいかな? グロテスクになってもいいから殺せって言われたからいいか。
「ユウマ殺った?」
「おう、やっつけたぜ」
「あっ、ありがとぉーーー!! 明日お礼になんでも好きな物作ってあげるねっ!!」
別に俺の手を握ってはしゃぐほどのことをしてないんだが……。
だけどこれ以上余計なことを言ってゴキブリだったもの以外に被害者を出したくないから素直にご好意を受け取っとくか。
ちょい短いかな? 感想まってまーす!




