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第8話 宝くじが当たるなんて幻想だ!!

前回のキャラ紹介で数日後といっておきながら

かなりの日数経ってますね。どうかお許しくだせぇ……

俺達は結局あれからいざこざが起きたが、死人一人ですんだという意外に最小の被害ですんだ。

「死人一人って最小の被害じゃねぇ!」とかいう突っ込みは、なしだぞ。


「(ムクッ!)ところでどこに買いに行くんだ? やっぱり中央ブロックか?」


「「生き返った!!」」


「いや生き返るから!? 登場にして2話目で死ぬのはさすがにないって!!」

「中央ブロックでいいと思う。あそこの『なつや』に行くといいかな」

てかこいつすごい冷静だな……。仲間一人死にかけたのに。

「なつやなら店長知り合いだからいい物売って貰えるかも」

「なつやの由来は?」

俺自身すごく変わった名前だと思うんだが……。異世界では普通なんだろうか?


「由来は、な→長持ちして・つ→使いやすく・や→安い物を売る店って前言ってたよ」

こんなにネーミングセンスが無いやつだから名前も変だな。多分……。


「とにかく行きましょう~」


◆ ◆ ◆



中央ブロック『なつや』


「こんにちわー! ハナビ店長いますかぁ?」

「おっ! アクアちゃん久しぶりだねー! そちらの人達は知り合い?」

「はい、クラスメイトです」

やっぱり変てこ? な名前だったな。でも気さくそうないい人かな?


自己紹介中…………


「なるほどね……。それで異世界からきたばかりのユウマ君に武器を?」

「そうです。なんかいい武器ありませんかね?」

「ん~~ちょっと待っていてね。ユウマ君以外は外で待っていなさい」

「ん? なんで外で待つ必要があ――『いいからきなさい!』オイ、待てよ!」


どうしてみんなを外に出させたんだ? 

この店普通にコンビニ以上の広さあるのに……。

だからみんなが入れる余裕はあるのに。


「待たせたね。この箱の中から好きなものを選びなさい」


箱の中には、斧やら短刀やら銃と多種多様な種類の武器があった。

確かにどれも頑丈そうにできていて長持ちしそうだ。


「あの世でまた会おう。じゃあなっ…………シライシーー!!」


俺は突如殺気を感じ、咄嗟に箱の中の武器から適当に取り出して自分の前に掲げた。

「キンッ!」という金属音がした後、足元に手裏剣が落ちた。


「ほぉ……。勘はいいみたいですねぇ……」

「おい、なんの真似だっ!」


手裏剣を投げた後のハナビさんの目はタカが獲物を撮る時の様に鋭く、非常に澄んだ瞳だった。

正直その目に睨みつけられていると身動きがまったくできなかった。声をあげるだけで精一杯だ。

まるで金縛りにあったかのように。


「いえあなたに合う最適な武器を探してあげただけですよ(ニコッ)」

その言葉をいった時にはさっきの穏やかな雰囲気に戻っていた。


「店長もう入っていい?」

「いいですよーー」

さっきのはなんだったんだ?


「変な人さん。もう終わりましたか?」

「俺変な人っていう名前じゃないから!!」

「ジョークですよ、ユウ君」

まだ引きずってんのか……。

意外としつこいタイプなのか?


「それじゃその『萌芽刀ほうがとう』でいいですかね?」

「この太刀萌芽刀っていうのか。いいけど、何円するんだ?」

「3万5千円ですよ。50パーセントオフで」

「高っ! 50パーセントオフなのに高っ!!」

「武器は全部そんなもんですよ。これでも安いほうですよ?」

そんなこと言われても俺はグラニデの常識は分からない。

「いいんですか? 50パーセントオフで」

「かまいませんよ。アクアちゃんの友達だし……将来さきが気になりますからね(ボソ)」

「あの最後のほうなんていいましたか? 聞き取れなくて……」

「いえ気にしないでください。合宿なんでしょ? 早く余った5000円で準備しなきゃいけないでしょ?」

「そ、そうですね。それではありがとうございました」


◆ ◆ ◆



あれから俺達は、水と衣服だけを買いそれぞれの家に戻った。

衣服はジャージだけを買っといた。ほかのみんなも大体そんな感じだ。

動きやすさを考えたらジャージの方が、勝手がいいからな。


「あのハナビ店長だっけ? あの人強いのか?」

「ユウマも試されたでしょ? 手加減しつつその人に合う武器を真剣に見極める――そんなことができるのは、すごい人っていう証拠だとおもうけどな」

「そうか……」

確かにあの目は、半端じゃなかった。やっぱり強いんだろうか?


「ねぇユウマ。すこし訓練しようか」

「訓練か……確かに明日のこと考えるとやっておいた方がいいかもな」

「でしょ?」

「でもここでやるのか? さすがに家の中は……」

「外に決まってるでしょ!? まったくほんとにバカなんだから」

「うるせぇーー」


「さてどっからでもかかってきなさい」

アクアは1丁のハンドガン(拳銃)を取り出した。


「いくぜっ! 萌芽刀!!」

俺はとりあえず特攻していった。そして相手に攻撃が届く範囲までいき2・3回刀を振った。


「まったくダメね。太刀筋がめちゃくちゃだわ」

アクアはそう言い、軽く攻撃を避けてから銃を放った。

「ぐはっ!!」

2mくらいだろうか。弾が当たったらしく吹っ飛ばされた。

弾丸が当たったはずなのにすこし痛いだけで、血が出たりしていない。


「さすがに初心者相手に本物の弾はマズイと思ってね。威力が抑えてある弾を使わせてもらったわ」

「俺の攻撃は、避けれると確信してたのか……?」

「そうじゃなきゃ、真剣でなんかやらせないわよ」

「くそぉぉーーーー!! なめやがってぇ!!」


アクアとの訓練は、俺がアクアにみね打ちを当てるまで続いた。






文章がおかしくなってないか心配です。

たくさんのお気に入り登録ありがとうございました!

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