屈服
鬼丸国綱の刃が天界人の首に近づく、しかし奴ははずっとにやけ面を崩さない。その時刃が止まった。
「どうしたんだい?僕を屈服させたんじゃなかったかなぁ?」
奴はヒカルの体を舐め回すように見ながら挑発するように言った。そしてヒカルの表情には絶望しかのこっていなかった。屈服させられるのは自分よりもしたと判断した者のみ、ヒカルは完全に理解したのだ、奴が完全なる上位存在であることとそれを屈服させようとしていた自分の愚かさに。ヒカルは腰が抜けその場に力なくへたり込んだ。
「おっ!ちょうどいいところに顔が来てくれたねぇ。てかさ、僕実はロベカルに憧れてたんだ!知ってる?ロベカル、あのシュートのパワーよ!僕も再現してみていいかなっ!と」
ヒカルの側頭部を奴はサッカーボールのように蹴った。ヒカルはその場に倒れ気を失った。私は奴に明確な殺意を覚え、奴をまっすぐ見て絶叫した。
「ぶっ殺してやる!!クソ野郎!!!!」
私は2階から拳を振りかざしながら奴に飛びかかる。しかし簡単にあしらわれ奴は私の背中に触れながらこう言った。
「反物質」
その瞬間私の背中から途轍もない衝撃が走り、窓ガラスは割れ、轟音を響かせた。私の背中は血まみれになり、焼けるような痛みがあり、耳はさっきの轟音で使い物にならなくなっていた。
「これで耐えるのかぁ!タフだねぇ!!」
奴が何か言っているが聞き取れない、私たちは絶体絶命の窮地に立たされた。
読んでいただきありがとうございます!冷静に考えて楓がタフどころじゃないですね




