反転
彩葉は集中力を最大限まで高め、その人の名前が碧ということやその人の歴史を知りながら遂に精神を掴んだ。
『精神を掴んだ、後は碧次第。』
碧の精神世界では碧と碧(天界人)が対話をしていた。
「あなた…本当は誰なの?!私の体を使って何をする気なの?!」
「はぁ〜邪魔が入っちゃったかぁ…君の能力優秀だし、精神の脆弱性からして乗っ取るのが吉かなぁ。」
天界人が白いヒトガタになり碧の両頬に手を当て唇を交わした。
現実では彩葉が目と鼻から血を噴き出した、
「クソっ持ってかれた!」
リビングは吹き抜けになっていてその声は2階の私たちの部屋に届き、私たちはすぐに部屋を飛び出して刻印に触れて臨戦態勢をとる。
しかし私達がそれを視認した瞬間それは彩葉の後頭部を掴み思いっきり彩葉の顔面をテーブルに叩きつけた。
ゴキャッと鈍い音が響き、テーブルが割れ、彩葉は気を失った。そしてそれは彩葉の髪をつかみこちらに投げつけた。
私が彩葉を受け取り、ヒカルがそれに突っ込む。それはもう女性らしさどころか人間らしさがなくただの白いヒトガタだった。
「この子の能力はーっと、この世で起きる、または起きた事象や物体を再現、創造する能力ねぇ、じゃあ早速…鬼丸国綱。」
その声はあの密室で聞いた声そのものだった。そしてヒトガタが日本刀を手に入れる。
「うっほほ!マジでできんじゃん!こ〜れこの世の秩序も因果も崩せんじゃね?!」
「させねぇよバーカ!」
ヒトガタの動きが止まる、ヒカルが能力で鎖に繋いで動きを止めたのだ。
「楓、よ〜く見ておきな、これが私の能力の本領!」
突如ヒトガタが手に持っている日本刀で自分の首を跳ねようとする。
「私の能力はね、鎖につなぐだけではないの。私が格下と思う鎖につないだ相手を屈服させる事が出来る!」
鬼丸国綱の刃がヒトガタの…天界人の首に近づく。
読んでいただきありがとうございました!…ああそうだよ!チェンソーマンもマキマさんも好きだよ!




