あじゃらかもくれん
部屋を片付けていると家のチャイムが鳴る。「帰ってきた」と彩葉が玄関のほうに向かいその人を家に上げ私に紹介する。
「紹介するよ、この子も私たちと同じで天界人を本気で殺そうとしてる曽ケ端ヒカル。」
その人が部屋に入ってきた。
「はじめまして…ではないね!君とは一度戦ったよね。」
その言葉に私は首を傾げて記憶を思い返す。
「う〜ん?…あっ…。」
私は思い出し胃が痛くなる。
「あれ?知り合いだったの?」
私は愛想笑いしながら答える。
「あはは…まぁ腐れ縁といいますか…世間は狭いといいますか…。」
その言葉にヒカルはすっとぼけたように言う。
「なんてことを言うんだい!私は君のことをこんなにも思い続けてきたのに!!」
『こいつ異常性愛者だったか…。』そう思っていると彩葉がとんでもない言葉を放つ。
「じゃあ私お茶入れてくるから二人はゆっくりしててね。」
私は困惑と驚きを隠せない。
「えっ?ちょっ!まって!」
彩葉が部屋から出ていった。この異常性愛者と密室に2人っきり…何も起きない事を祈っていた私の願いは数秒で打ち砕かれた。
突然背後からヒカルの腕が伸びてきて私に抱きついて肩に顎を乗せて囁いてくる。
「久しぶりなのに愛想悪いじゃないか、私のことは嫌いかい?」
「一方的に愛を押し付けて来ないでよ。」
「すまない、だがここ数ヶ月ずっと君のことを思い続けてもう我慢ならないんだ。しばらくこのままでもいいかい?」
「まぁ…これくらいなら。」
私達はしばらくそのままだった。お茶を入れて戻ってきた彩葉が目を丸くしたのは言うまでもない。
読んでいただきありがとうございました!百合を描きたかったんです!!!




