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第一話

 落雷による火災から救い出されまずフォルは近所の村人に引き取られる。

 しかし、フォルにはありえない頻度での豪雨、落雷、火災、あらゆる天災、災禍がフォルに降り注いだ。

 幾たび建物が崩れようと、劫火に飲まれようとフォル()()無傷で生き残る。

 最初こそ人々はフォルを奇跡の子ともてはやしたが、犠牲者の数が増えると皆恐がり始める。

 村人たちはフォルを町の教会に引き取ってもらう(押し付ける)ことにした。

 司祭は快くフォルを引き取った。

 協会に引き取られた後、フォルの身には何も残らず穏やかな日々を過ごした。

 フォルは7歳まですくすくと成長し、皆から天使と称えられるほどの金髪で藍眼の峰麗しい少年へ育った。司祭もそんな彼がお気に入りだった。

 ......しかし神は気まぐれに祝福する。

 その日教会が炎上する。

 幸いにもいち早く非難していた他の孤児や人々に被害は出なかった。

 にげ遅れて、崩れた建物の下敷きになったはずだったフォルは無傷。まさに祝福(試練と幸運)

 が、司祭はこれを祝福だけでは割り切れなかった。

 現実はそう簡単にはいかない、今も各地で戦争は続いており、教会がある国も絶賛戦争中、教会本部からの支援は期待できない。

 

 「ああ、ああ、どうすればいいのだ。すべて燃えてしまった.....これでは1週間もたたずに皆野垂れ死にしてしまう」


 司祭は嘆き続けた......嘆き続けてあることを思いつく。

 それは、フォルを使った募金集め。


 「民たちは神に、祝福に飢えている、だからフォルによってそれらを感じさせれば.....」

 

 司祭はフォルを見世物として利用した。

 幸い、教会全焼から生還した少年は町では有名になっており一目見ようと続々と人は集まり、金も集まる。

 金は十分集まった、教会を再建し前の暮らしよりより良い暮らしがしばらくできるほど。

 しかし時がたつにつれフォルの信憑性も薄れてゆき人足が途絶えはじめ、金の集まりも悪くなった。

 ここでやめればよかった......しかし神をも変性させる人の「欲」は暴走する。

 最初は見世物をすることに罪悪感を感じていた司祭もさらなる富を欲した。そのために芝居を始めた。

 美しい少年が試練(祝福)を乗り越える瞬間は誰もが魅了されるものだ、だから火責め、水責めを試練と唱え観客の前で芝居がばれないように行い金を集めつづけた。

 しかし祝福でも何でもない拷問まがいでは無傷では過ぎない、フォルはある日教会から逃げ出した。

 司祭は即刻にフォル連れ戻し体よく諭すがフォルはそれでも逃げ出そうとしたため、地下に牢を作り

 見世物以外はそこにつないだ。

 もう司祭はフォルを商売道具にしか見てなかった.....


 

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