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宇宙デカトシヒコ!! 異世界転移編!! 5 中二病と童貞の旅!!

セレナしっかりしろ!!デレてしまうのか!?お前デレてしまうのか!!?相手はあの変態底なしピヨヒコだぞ!!

「うっううぅ.....。」


トシヒコは目を覚ました。どうやらナノスキンスーツの回復機能で傷は完治しようだ。


「むにゃぁ..トォシヒィコォォ.....。」


セレナがピヨヒコの胸に抱きついて寝ていた。


「ふ、デレたか...。」


ピヨヒコはドS娘をデレさせることに成功した。


「ふふふ、ちょろいぜ。俺にこんな才能があったとは。とりあえず、デレ第一号を手に入れた。」

「むにゃぁ..デレてなぃぃ...むにゃぁ..。」


ピヨヒコはセレナが起きるまで、セレナのほっぺたをひっぱたり、頭をわしゃわしゃしたりおなかをぷよぷよしたりして遊ぶことにした。


「むにゃぁ..デレてなぃもぉぉん...むにゃぁ..。」


コイツさては起きてるな?もっと激しく遊んでやる。セレナは頭から湯気を出しながら、根性で寝たふりを続けた。


「どこまで粘れるかな、ふふふ」


ピヨヒコは、にちゃぁぁとしてゲスい顔をした。

セレナは我慢しすぎたのか、そのままだらしない顔をして気絶してしまった。


次の日の朝

腕を組んで、仁王立ちしているセレナがいた。

まずい!!と、ピヨヒコは股間を手で押さえて乙女のような顔になった。

このままじゃ、本物の乙女にされちゃう!!

しかしセレナはいつものように攻めてこずに、じとぉぉぉっと汚物を見るような目で見るだけで済ましてくれた。


「ふ、ちょろいぜ」

「なんか言った!?」


一発ビンタされた。



「とりあえず、あいつと出会ったら全力で逃げること!!いい!??」

「はぁ、棍があることがわかったし、次はいけそうな気がするんだよね....。」

「賭け事をやる人はだいたいそういうの!!さすがクズヒコね!!」


トシヒコという名は、バリエーションが多いのだ!!


「いいから、逃げること!!とりえずここから離れましょう!!違う地域の人たちから

助けていく!!いい!!?バチィィィン!!」

「ぎゃふんっ!!!?」


コイツ口で効果音言いながら一発かましてきやっがった。ていうか今、一発入れるタイミングだった!!??


そしてまた、長いツーリングが始まる。セレナは、またリアシートでピヨヒコの体中をつねって

嫌がらせしてきた。ピヨヒコは、急ブレーキをかけて、セレナに嫌がらせする。そして、セレナはピヨヒコの頭をぽこぽこする。

そんな旅が続く。

しかし、次のポイントまでものすごく遠かった。


「さすがに長くない?この地球の日本ってアメリカぐらいの広さあるの?」

「海水の量が減って大地が広がってるの。外国までの海が一部浅瀬になっていてバイクで行くことができるわ。」

「マジか!?車で海外旅行、行けるのか!!?夢のようだけど、悲惨な現実だな。。」

「そうね、あなたの年収くらい悲惨だわ。」


ピヨヒコは、嫌がらせに急ブレーキをかけた。


「この、無職無職無職無職!!!!」


セレナは後ろで、ポコポコ、ポコポコピヨヒコの頭を殴りながらピヨヒコの心にダメージを与えてきた。


「あまりにも道のりが長いから、夕方に特訓しよう!」


ピヨヒコは急に思いついた。

もしまた、あいつのような強敵に会った時のために、対策しようと思いついたのだ。


「本来の僕たちの戦い方って、もっと連携してやるべきだと思うんだよね。いま、バイクのキャノンツッコミにしか使ってないよね?あれ、連携失敗とかいうレベルじゃないからね。連携失敗して弱体化することはあっても、ふつうに、殺そうとすることはなかなかないからね。」


「あれは、連携じゃなくて本当に殺そうとしたんだけど.......一理あるわね」


本当に殺そうとするんじゃねぇ!!

ということで、その日から夕方に特訓をすることになった。

0でかまわない、せめてマイナスにならないでくれと、思いながらピヨヒコは特訓に励んでいた。

セレナは5分で飽きてしまうので、その度にカップ焼きそばを与えて何とか、モチベーションを保たせた。

必殺技の一つでもできたらいいなぁ........。


「「この旅、長いなぁぁ....。」」


二人はそういいつつ、でも悪くないなぁと思っていた。セレナは、自分はまだデレていないと必死に自分の心に言い聞かせていた。ピヨヒコは海の浅瀬を走っていた。水しぶきがしょっぱい。


「らめぇぇぇぇぇ、錆びちゃう、錆びちゃう、錆びちゃうぅぅぅぅ!!」


錆びるのかこの高性能バイク!!?

なんでそこにコストかけなかった!!

割と大事だと思うよその機能!!

あとそんなことで、いやらしい声を出すな!!


「「お腹、空いたぁぁ」」


今は海の浅瀬を突っ走っている途中。

ここにバイクを停めて、カップ焼きそばを食べるわけにはいかない。


「「お腹、空いたぁぁ」」


二回言うな。


「そういえばお前、食事いらないとかいう中二病設定どうなったの?なんでお腹すくの?」

「なんでか、その機能つけられてるのよね。。いったいなにを意図してつけられたのか私にもわからないわ。あとなぜか生殖機能もあるの。。赤ちゃんも作れちゃうの。。だからお願い、狼にならないでね!!」

「ならないよ!!」


なるかもしれない。いや、ていうかそのいやらしい設定言う必要あった?中二病設定にいやらしい設定も入れるなんて、なんて娘だ!

あと、自分で言ったくせに赤くなるな!!

そして、その日の夜から、お互いを意識する夜が続いていくことになったのだ。


中二病と童貞の旅である。


正直に言って、完全にデレてしまっているセレナ。しかし頑なに自分では認めないようだ。そんなところもツンデレ娘に大事な要素だ。ナイスぅーーー!ツンデレセレナ、ナイスぅーーー!

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