宇宙デカトシヒコ!! 異世界転移編!! 4 ピヨヒコボロボロにされる!! デレを手に入れるために!!!
ピヨヒコは、今日も旅をする。二人だけの旅。復讐の旅。タンデム初体験の旅。
「あーーーーーーーーーーーーん!!!」
セレナは今日も、卑猥な声を出し、気絶した。ピヨヒコは、すっかりセレナのおへその位置を覚え100%人差し指をヒットできるようになっていた。セレナは、頭から湯気を出し、よだれを垂らしいろんなところが、ピコピコ点滅している。
点滅.....?
すっかり昼間の威厳は無くなっていた。なんなら大好きなカップ焼きそばを食べ終えた後にソワソワするようになっていた。
「ふふふ、この欲しがりさんめ......ふふふふ。」
セレナは毎晩だらしない顔で寝ていた。
「あーーーーーーーーーーーーん!!!」
そして翌朝は、ピヨヒコの番である。ピヨヒコは、朝起きた後にやられるので股間に血流が集まっている状態から始まるので、若干不利であった。ほんとに少しずつ、シードの生産数が減っているのではないか?もしくは、刺激によってふえているか。
そして、朝晩のオフェンスとディフェンスを繰り返していくうちに二人の関係は、溝ができたり、深くなったりしていた。
ピヨヒコは、はあはあ言いながら、なんとか血流を落ち着かせ、朝ごはんを食べてから、ツーリングに出発する。そして、セレナはリアシートから、ピヨヒコのいろんなところをつねり、嫌がらせする。そうして、マンハンターたちを倒していった。
そして、今日のマンハンター狩り。
「ふ、いつものように瞬殺してやるぜ!」
何か所目かのマンハンター生息地で、ピヨヒコは体にバイクアーマーをまとい、バイクから剣を抜き、戦闘態勢にはいる。すると、うしろのセレナが震えているようだった。
「あ、あいつは、トシヒコを殺した、マンハンター...!ピヨヒコ逃げましょ!あいつには勝てないわ!!」
セレナは、逃げるように警告した。
しかし、マンハンターの近くには、いいいように、いじめられている
一般人+少女たちがいた。
ピヨヒコの腕に力が入る。
「逃げたいけど、逃げるわけにはいかない。あいつらの後ろには困っている少女がいる!あとでイタズラさせてもらえないじゃないか!!」
「せめて、少しは本音を隠し最後までいいこと言え!!」
セレナは、ピヨヒコにキャノンを放った。
「あぶな!!突っ込みにも限度があるだろ!!」
「あなたを殺した方が、全世界の少女のためだわ!!あなたは私がここで倒す!!」
その後何とかセレナをなだめて、気を取り直して、少女たちを助けるため、戦闘態勢に入る。周りの人たちにも気を配ってあげて!!
トシヒコは、相手の様子をうかがいながら、間合いをジリジリと詰める。すると、敵に先制攻撃を許してしまった。
ある程度、敵の力を確認するためにわざとやったことではあるが、悪手であった。
「う、剣が!!?」
剣で敵の斬撃を受け止めたところ、ピヨヒコの剣が、破壊されてアーマーに直撃を食らった。アーマーの一部が破壊されナノスキンスーツも切り裂かれて、肌が露出する。
しかし、何とか肌は軽傷で済んだ。ピヨヒコは、驚愕しながらも冷静に対応を変える。なんだかんだ言いつつ、戦闘経験が多いピヨヒコであった。ナノスキンスーツに映し出されている、バイクに内蔵されている武装の中からハンドガンを選択して、取り出す。
強マンハンターから、距離をとりながら、ハンドガンで攻撃する。
まったく効いている様子はないが、敵の強さを分析する。
しかし、ときどき、追いつかれて斬撃を食らい徐々にダメージが重なりボロボロにされていく。
「これが、トシヒコさんを倒した力か!?確かにこれはつよ......い。」
ピヨヒコは目がかすみだしていた。
「ピヨヒコ!!お願い!!もう逃げましょ!!あなたまで、失いたくない!!もう私の弱さで、大事な人を失うのは嫌!!」
なんだかんだ、ピヨヒコは気に入られていたようである。ふふふ、長い間朝晩のコミュニケーションを続けた結果だろう。
可愛い奴め。
「しかし、幼女を残して逃げ出すわけにはいかない!!戦った後のご褒美が、もらえなくなる」
「最後までクズね貴方!!!!!」
こんなボロボロの状態のピヨヒコに、背中からツッコミのキャノンを放ったセレナ。下手したらお前のフレンドリファイアで死んでしまうやろ!!
ギリギリまで、勝利を模索するピヨヒコ。すると、ナノスキンスーツの武器選択の中に、おなじみの武器が表示された。
「これは、棍!?これで、何とかなるか!!?」
ピヨヒコは、起死回生を求めて、長年命を救われてきた、棍を武器に選択する。折りたたみ式の棍を、バイクから取り出し、まっすぐにして、最後にナノスキンで強度を上げる。
「捻糸棍!!」
はじめて、ピヨヒコの攻撃が入り、敵はびっくりして、怯んだ。ある程度効いたようで、敵は撤退を選択した。
「なんで、撤退を....?こちらは、虫の息だったのに。思ったより「捻糸棍」が効いたのかな?」
その通りで、強マンハンターは、初めて負った大ダメージに驚いて逃げたのだ。
「.....とりあえず、これでなんとかなったか...。」
そうしてピヨヒコは、意識を手放すのだった。
「トシヒコ!!!?」
泣きながらセレナが駆け寄ってくる。はじめて名前をちゃんと呼んでくれた。
ふふふ、後で可愛がってやろう。
セレナへのセクハラと、幼女たちからのご褒美を妄想しながら、幸せな夢をみるピヨヒコだった。
セレナのおへそと、ピヨヒコのシードは危険を迎えていた。息を荒げるセレナ、息を荒げるピヨヒコ。二人のオフェンスとディフェンスは続く!そして初めてピヨヒコはピンチを迎えるのだった。