表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/67

Jewelry Angle〜後編〜

自室。

「ギターが3本もある。全部でいくらかけたんですか?」

「まあ15万くらい。チケットとグッズの収入で買ったよ」

「スゴイ。私もギター弾けるようになりたいな」

「わかったわかった。そのうち教えてやるよ。で、碧桃の得意なことはなんだ?」


「そうですね、料理得意です」

「ほんとかぁ? 漫画やラノベみたいにヘタクソな料理作ったら承知しねえぞ」

オレがそうイジワルな発言をすると碧桃は頬を膨らませる仕草をした。

「もうっ。範之さんのわからずや。ひたすら曲作っててください、碧桃がその間に参らせる料理作っちゃうんで」

胸を張って言う彼女。

コイツを信用していいものか。


「とりま豚足煮込んでエセとんこつスープ作ってくれるかな? 2時間の間に3曲作ってみせる」

「ふふ、各パート揃ってるんですか。そんな作業時間で」

「うん? まあオレならシンセやオルガンの音色とシンセベース、リズムギターなどで上手く作ってみせるがな。ループ素材だとドラムが単調になるのが悩ましいけど」


「まあそれなりに楽器のパート揃えてるんですね。じゃ範之さん頑張ってください」

そろそろ新曲作って持っていこうと思ってたし、ガチめにやるか。

パソコンを点けるのが難儀だが、やるしかない。


New Songと入力してテキトーにF#のキーで曲作る。

Aメロは4つのコード、Bメロは2コード、サビも6つのコードで作るくらいの省エネ。

やっぱり2曲くらいに留めとくか。


別の曲はキーをD♭にした。

コレだとギターで演奏する際、カポタストを1フレットに付けるだけで済む。


結局2曲を作るのに2時間13分かかった。

その時間で碧桃は本当に豚足からのとんこつスープを作ってみせた。

どんなもんかなと思いながら彼女の料理を口にした。

スープに浮かぶ輪切りのネギを食べながら及第点だなと思ったオレ。

「うん、とても美味いよ!」

大袈裟に喜んでみせると碧桃は心の底からうれしそうな笑顔を浮かべた。


「これだけじゃないんです。他に2品あって」

彼女はキッチンまで行くとフライパンからナスの煮びたしトマト風と肉野菜炒めを盛った。

「肉野菜炒めはとんこつスープができてから急いで作りました」

ドヤ顔する碧桃を横目にそれぞれの皿に口をつける。

どちらも美味しく、肉野菜炒めも普通のそれと思ったがカレー粉で食欲の出る味付けになっていた。


料理を食べ終え、パソコンの曲データをミックスダウンしMP3にしたオレは美麗ともう1人のメンバーのLINEに送っておいた。


そして横になり碧桃の太ももを時折撫でつつ、スマホをいじるうちに寝てしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ