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ポジティブダンス(後編)

碧桃の姿を探しにコンビニ(100ロー)の近くに行くと彼女はさみしそうな顔で缶チューハイ(ほろよい)を飲みながら佇んでいた。

確か、LINEでの彼女のプロフを見たところ未成年のはず。


「コラ! 未成年で酒飲んでるな!」とふざけて声をかけたところ最初俺に気づかなかった彼女は「あっ、はい。す、すみません!」とゴミ箱へ缶を捨てようとするのでその手を制止して「俺だよ、範之だよ」と言うと頬を膨らませて「なんだ、範之さんか」と碧桃は言った。


「どうしたんだ? 俺は碧桃までは殺しはしないよ」と言った。

すると心の底から安堵した表情で彼女は言った。

「そうですよね。ここじゃ何ですからどこかで話しませんか?」


「いいよ。カラオケでいいか。ホントはラブホがいいけどな」

「私17の未成年ですよー? 手出したら捕まっちゃいますよー?」と言ってくる。

「バカ。未成年が怖くて女とヤッてられるか」と開き直ってみせた。


カラオケ屋の個室内。

碧桃はどこか音痴気味な歌声で「ロカ」を歌っていた。

俺はスピッツの彼女でも知ってそうなヒット曲を歌い続けた。

2人で酒を飲み合いながら「何から話しましょう? 今、まだ美彩さんは処女です。これだけで彼女が現在進行形でプロデュースしてる殺人鬼の性別はわかりますよね」と挑発的な言葉をぶつけてくる。


わかるよ。

男なんだろ。

俺という男がいながらバンド活動に明け暮れて殺人活動を怠ったから、他の男を見つけたわけか。

ジェラシーで頭が狂いそうになる。


「そうです。名前はまだ伝えないことにしておきましょう。

私は嫌がっていたのに何度も彼は私を蹂躙しました。

たくさん中に出されました。

幸い、ピルを飲み続けていたので妊娠はしませんでしたが」

洗脳が解けた後も美紅たちにそれが発覚すると消されると判断した碧桃は必死にカタコトの演技をしていたらしい。


「私、範之さんなら助けてくれると思ったんです。洗脳もできることならしてほしくなかった。

全くその頃の記憶が無くて怖いです」

「ごめんな」

碧桃は泣き出してしまった。


「それじゃ後は男と女の魂のセッションで分かち合おうか」

「さっきアニソンバーで他の子とヤッたのにまだヤるんですか?」

「ああ、俺の股間のマグナムは元気なんだよ。銃弾はいくらでも充填し放題だね」


どこか呆れたような笑顔で碧桃は俺の胸に顔を埋めながら「それじゃ裸で語り合いましょうか」と言ってきた。


あまり胸は大きくないが、まあ悪くは無いだろう。




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