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DTMロード

PCにとっ組み合う。

かつては音楽への情熱から1日6時間はデスクトップPCの前でひたすらああでもないこうでもないと試行錯誤しながら自作曲を作っていた思い出が蘇る。

今は女の子2人の曲を編曲したりするチャンスに恵まれた。


まず編集しやすいようにそれぞれの楽器の弾いた音(ギターの音はギターの音、キーボードの音は音で歌なし)と実麗や乃唯のボーカルパートなどが個分けされて(1トラックずつ)送られてくる。


そのデータをDTMに並べていく。

まず、乃唯のキーボードにフランジャーのエフェクターをかけていく。

イントロを印象づけるために実麗のボーカルから声を伸ばす音を抜き出し、ひたすらアーアーアーアー♩と続けさせる。


次にアコースティックギターの音を逆再生させてイントロをかさ増しさせる。

事前に乃唯から渡された曲のコード進行(曲を作った上での必須な情報)を見ながら、単音でそのコード(和音)に合ったメロディをシンセやストリングスで入れていく。


乃唯の作る曲はキーボーディストだからか、コード進行が複雑で実麗の作る曲は比較的シンプルだった。

今回の曲はエレクトロニカ向けだからディレイの効いたリズムマシンでも入れるか。

乃唯の作曲した歌は彼女好みのテクノやエレクトロニカのアレンジを施す。

彼女自身がボーカルをとっているので、例えるならミス・モノクロームのような機械的な歌声に加工してみる。

たぶん、彼女に気に入られるはず。


実麗の歌っている曲は切なげなメロディが多い。

歌詞の内容は殺人鬼をかばう女性の歌であった。

手弾きでオルガンの音を追加する。

なぜなら単音で乃唯がデジタルシンセの音色を弾いていたから。

ついでにリズムトラックもドラムのサンプリングCDから取り、追加する。


乃唯の作る歌は黒鍵系が多く、実麗の作る歌は白鍵系が多い。

乃唯はどうやら実麗に全幅の信頼を寄せているらしく、

自身の作る歌も作詞をさせている。

オケ(伴奏)にピアノで単音の歌メロを弾き、それに合わせて実麗が作詞していくスタイル。


実麗は乃唯の歌う曲に関しては自分と毛色の違う歌にしたいらしく、どこかギャグだったりアイドルが歌いそうな歌詞にしている。


1日2曲アレンジしていく。

1つの曲には約3時間かけてDTMに入ってる様々な楽器の音を散りばめる。

間奏は乃唯のキーボードソロや実麗のギターソロが入ってるのでそれを活かす。


1週間かけて12曲のうち乃唯の作った7曲と実麗の作った曲5曲を採用した。

エレクトロな音楽スタイルの歌は3曲、エレクトロニカは6曲、ポップスは3曲。

リズムにフラメンコのタップダンスを起用した挑戦的な曲も作った。


あとはライブでやるだけだ。

これからしばらくこの小説は

音楽小説の体裁を取ります。

ただ、ふとした話数で

いきなり衝撃の展開を用意してます。

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