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アバンギャルドに行こうよ〜後編〜

「まず姉の希沙から人生を聞かしてもらおうか」

銃を彼女のアタマに当てながらオレは言った。

「私は野口希沙。15歳。妹とは2つ学年が離れている。私には付き合ってる男の子がいる。

彼には初めてを捧げちゃった。でも本当は部活辞めたい」

「今までの人生で1番ムカついたことは?」


「昔の彼氏に浮気されてたこと。亜莉沙は何かある?」

「私は特に何も無い…。恋愛あまりしてこなかったし」

「あはは。惨めー。私の方が可愛く生まれたから当然か」


銃を野口姉妹の妹の亜莉沙に向け、脅す。

「姉と違ってなんの面白味もない女ですが…。私の初恋は美術部の教師でした。先生がヌードデッサンを描きたいというので13歳と若い私ですが真っ裸になり描かれました。それから大人が信じられなくなり、時々しか学校には行ってません」


「それで? 姉の希沙と違う点は?」

「小説を読むのが好きです。将来の夢は小説家になることです。だから撃たないで 」

オレはそんな彼女の思惑を裏切るかのように、彼女に近付いて至近距離から脇腹を撃った。

銃で撃たれる時、観念したかのように目をつぶっていた。


「ぐっ……! お兄さんは何で人を撃つの?」

「だから言ったろう。幸せそうな人間が憎いってよ」


まずは用済みとばかりに姉の希沙を殺すことに決めた。

オレが銃をかまえ、撃たれた方の足を引きずりながら逃げる彼女を浴室の隅まで追い詰めると引き金を引いた。脳に銃弾をくらい、希沙はくたばった。


「え。お姉ちゃん死んだの?」

静かな声で言う亜莉沙にもうすぐ姉のところに行かしてやるからなと言った。

彼女が逃げられないよう背後を美彩がガッチリとつかんでいた。

亜莉沙は衝撃のあまり、オシッコを失禁していた。

「私もお姉ちゃんみたいに恋がしたかったな」

オレは亜莉沙の頭を撃ち抜き、さらに口の中に拳銃を突っ込みトドメの1発を撃った。


露天風呂に野口姉妹の死体を放置し、施設をあとにした。

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