独り身、ロンリネス(後編)
バァン!
202号室の扉を開けると目の前に美彩が立っていた。
「何だ、ハラハラさせやがって」
「あんなキモオタとヤリ始めるワケないじゃん」
「さっき取った行動を教えて」
「あのデブキモオタのケツん中にワイン注入しただけだよ」
「そうだったのか」
千鳥足で大輝が美彩に近寄ってくる。
オレは懐から銃を取り出し、大輝に向けた。
「あれ? 友理ちゃんそいつはいっひゃい?」
「うるせえブタ!」
オレは問答無用で彼の太った裸の左足を撃ち抜いた。
「痛いぃぃ! まさか君らが連続射殺魔!?」
「ああそうだよ。命乞いしたら助けてやらなくもない」
「わ、わかりました。僕の名前は石ヶ谷大輝。32にもなって童貞です。1度だけでいいから女の子とHしたかった。
女の子にモテるなら何でもした。小説書いたり漫画描いてみたりツイッターで出会ってみたり。でもみんな僕を捨てる。
なんで何で僕だけぇ! お願いです、そこの友理ちゃんとヤラせてください。お金ならいくらでも出します 」
「金はどうでもいいから美彩ヤッてやれ」
そうオレが言うと彼女は仰天した顔でこちらを見た。
すかさず耳打ちした。
その内容に彼女は残酷な笑みを浮かべた。
「そんなコト企むなんて範之くん鬼畜♡︎︎︎」
オレは大輝に目隠しをするよう指示し、偶然ホテルにあったカーテンをまとめて締めるやつでヤツの目を封じた。
10分後。
「大輝くんのアレ、どんどんたくましくなってる♡︎︎︎ 私の手で気持ちよくなっちゃった? おっきしきったらアソコに挿入させてあげるね」
オレは大輝の男性器をシゴいていた。
女に手コキされてると彼が思っているなら滑稽だ。
しかし自ら提案したものの、いざやるとなると凄まじくキモい。気持ち悪い。
何が悲しくて男のチンポなんか触らなければならないのだろう。もちろんオレはノンケだ。
「美彩さんまだですか?」
「うん、まだまだ♡︎︎︎ ガマン我慢♡︎︎︎」
「入れさせてくださいよ」
「え〜っ、まだダメだってば」
オレはシゴく手のスピードを早めた。
「あっ、美彩さん激しすぎます。あと30秒もそれでヤラれたら出ちゃいます」
そう聞いてオレは手を止めた。
「ふふ、イカせてあげない」
「じゃあようやくHさせてくれるんですね?」
「残念でした〜。お前にはオレからスペシャルプレゼントを贈ってやる!」
目隠しを取り、ベッドに横になっているオレと視線を合わさせる。
美彩はというとベッドの脇にちょこんと座っていた。
全てを把握した大輝は叫んだ。
「あわわわわわわわわ! 僕のアレをシゴいてたのは男だったのか!? ぐぬぬぬぬぬぬ、何でそんな真似を」
「オレの彼女に他人の男の汚い棒を触らせるワケねえじゃん」
言葉にならない叫びを挙げる大輝の頭に向かって発砲した。
2発で銃弾を節約できて良かった。
すると、息絶えた大輝の股間から白いそれは出ていた。
ホモビ男優の迷言に死ぬ時は射精するというのがあるけどどうやら真実のようだった。
今度産まれてくる時はイケメンに生まれるといいね、大輝くん。
もちろん3分以上は手を洗い、美彩の乳を服の上から揉むことで汚れた手を浄化させたのは言うまでもない。




