黒ギャル、狙いうち(前編)
「次なるターゲットはどんな人にしよう」
「それならギャルにしようよ。黒ギャルとかいいかも」
「変わったジャンル攻めてくね〜」
「範之くんのAVコレクションに黒ギャルモノそこそこあったから」
「いつの間にオレの性癖の把握を……!どこで捕まえようかね」
「やっぱりアソコしかいないでしょ」
美彩の提案により、オレと美彩と碧桃は渋谷にいた。
ギャルに人気の曲「アゲアゲ⤴︎⤴︎キョンシーナイト」を路上で歌いながら。
数人のギャルの観客の中に黒ギャルはいた。
しかも読モみたいな美しさを持っている。
「君、名前は?」
「一の坂美加といいます」
「そうなんだ。オレらとカラオケ行かない?」
「いいよ〜。範之くん歌あんまり上手くはないけど味があっていいよね」
「ありがとう。でも一言余計かな」
「ごめんごめん、許して〜」
そんなこんなでやってきたカラオケ。
オレは美彩と手を繋いでいる。
まずは美加のパーソナリティを聞いていこうか。
「美加ちゃんはどんな子なの?」
「中学まではヲタだったんだけどギャル男な大人の彼氏に気に入られようと自分を変えたんだ〜。見る? 中学時代の写メ。軽く黒歴史だけど」
そこにはメガネをかけた芋女が写っていた。
「えっ、本当にこれ美加ちゃん?」
「写メ見せるとよく言われる。そうだよ、病み垢と繋がってメジコン飲みまくってた。元メンヘラなギャルで〜す」
「そのギャル男とは4ヶ月しか持たなかった。向こうが浮気したからね。彼の影響で未成年なのに酒もタバコも覚えた」
「それじゃ今タバコ吸いたいでしょ。喫煙スポット行こうか」
喫煙スポットに2人で行き、彼女を尋問する。
「何で黒ギャル目指そうと思ったの?」
「ん〜? それも他に付き合った男がキモオタだったんだけどエロ漫画の読みすぎで黒ギャルに攻められたいって願望あったらしくて焼きまくったら未だに肌治らないw」
「そうなんだ、美加ちゃんってけっこう男に染まりやすいんだね」
「女の子なんてそんなもんっしょ」
美加は秋というのに扇情的な服を着ていて胸元が見えそうだ。
「美加ちゃんの胸揉んでいいかな?」
煙草を吸う彼女に問いかけた。
「範之くんってエッチだね〜。まあいいよ。でもカノジョさんには申し訳なく思わないワケ?」
「それとこれとは話が別だ」
「どうぞ」
タバコの火を消してされるがままにする彼女。
オレは美加の乳房を揉みしだく。
「柔けえ」
「へへ、こう見えてEはあるもんね」
「美加ちゃん、美加ちゃん」
「な〜に?」
「美加ちゃんの好きなアーティスト聞かせて」
「浜崎あゆみとか倖田來未とか。でもついこないだまで付き合っていた彼氏の影響で邦ロックとかも聴く」
「そうなんだ。じゃあそろそろ部屋に戻ろうか」
うっとりした表情の美加はコクンとうなずき、オレたちは部屋に戻った。
これから惨劇が待っているとも知らずに。




