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HEAT

「それにしても範之くんが人を殺せる人間だなんてやっぱり私は思えない」

アコギを静かに爪弾きながら実麗さんは言った。

「ふふ、何人殺したと思います?」

「……2人?」

「まあそういうことにしておきましょう」

オレはそう言いながらこだわり酒場のレモンサワーを飲んだ。


「ねえ、範之くんが捕まったら私何度でも何度でも面会に行くよ」

「実麗さん、ありがとう。どうか今は君を抱きたい」

「いいよ、来て」


実麗さんの服を脱がし、下着もとっぱらって彼女を愛撫する。

「んっ、そこぉ。感じるの」

「ここか、ここがいいんだな」

愛撫を程よくして、彼女の中に入る。

「実麗さんの中、気持ちいい。ずっと繋がってたい」

「私もだよ。あなたをいっぱい感じさせて」

「実麗さんの乳、大きいから揉みごたえある。君のおっぱいは世界一」

「そんなに褒めても何も出ないよ」

「受け止めろ、オレの全て」

彼女の奥で果てた。


彼女の裸体を存分に味わい、2人で岡村靖幸のライブDVDを観る。

「愛はおしゃれじゃない、いい曲だよね」

「ニート時代、岡村ちゃんの歌でとにかく励まされたな。夢中でツタヤでレンタルしまくった」

「いつか岡村ちゃんのライブ一緒に見に行こう」

「うん、実麗さんとなら盛り上がれそうだ」

「実麗って呼んで。さん付けしなくていいよ」


そう言って彼女は腕をオレの体にまとわりつかせてくる。温かくて心癒されていく。

「そうだ、範之くんのためにオリジナル曲作ったんだ。聴いてくれるかな」

「もちろん」


実麗はアコギを構えて歌い出した。


私の大切な人 人を殺したって

ウソかホントか わからないこと

言ってるけれど どうなのかな


墓場までこの秘密 持っていくから


罪を犯した人を好きになってしまった

私も許されない女 もっと早く

出会えていれば彼の罪を防げたのかな

愛を尽くして君を守っていくから


シーッというジェスチャーをして実麗は言った。

「ねえ、凶器はあのピストル?」

「そうだよ」

「ってことは最近の新聞記事にひたすら載っている連続射殺事件はあなたの仕業?」

「うん、そうだよ」


「何があなたをそこまで駆り立てるの?」

「本当は殺したくないけど、そこまでしないと彼女に気に入られないから」

「まあ私のところに幾度も通ってくるってことはその子も大した存在じゃないみたいね」

「嫉妬してるのかい? かわいいね、実麗は」

「ぶー。そんなんじゃありません」


2人自由気ままに酒を飲みあっていたら酒に弱いオレは足腰も立てなくなり実麗の部屋に泊まることにした。

もちろん真夜中に彼女を求めたことは言うまでもない。


:

殺人事件を起こす度に主人公の範之は音楽と体の相性が合う実麗で心の平安を保つのである



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