猫殺し男、射殺!
真夜中の公園。
碧桃と一緒にブランコに乗っていた。
眠れず、夜型生活を送っている碧桃を誘って自宅アパート近くのここに寄ったワケだ。
「碧桃、君は俺たちについてくる気はあるか」
「アリマス。私は美彩さんとノリユキさんの言いなり……」
その時、猫の悲鳴が聞こえた。
ケンカでもしてるんだろうと気にも留めなかったが、ダダダダと人間の走る音が聞こえてくる。
やな予感がして、猫を見に行った。
するとボウガンの矢が頭に刺さっていて、こときれていた。
実家でチンチラシルバーの猫を飼っていた俺はこういう人間こそ殺したいと思っていた。
動物虐待する人間に極刑を下したい。
碧桃は何とか走って追いかけたらしく、姿が見えなかった。
公園から300m離れた民家で碧桃は無念そうに肩を落としていた。
どうやら犯人に逃げられたらしい。
「なあ、犯人の特徴はわからなかったか」
「逃げ足が早くて全然ワカラナカッタ」
「なあ、碧桃は犬派か?猫派か?」
「ワタシ? 猫派です」
「猫殺しの犯人、コイツでやろうと思う」
懐からピストルを出し、碧桃の目の前にブラつかせる。
早く拳銃で成敗したい。
仕方ないので次の日も真夜中の公園で待つことにしようと決めたのだった。
猫殺しの犯人がもう一度現れるのか?
とりあえず碧桃と2人で茂みに隠れることにした。
犯人が現れたようだ。
メガネをかけた小太りの男がボウガンを構えて猫を数メートルの距離から撃とうとしていた。
コイツならとりあえず殺しても文句は言われまい。
ゆっくり足音を立てないように近付いて4mの距離から背後から男を撃った。
銃弾は彼の背中にヒットした。
男は猫を殺そうと集中していたからなのか、全く俺の存在に気付いてなかった。
「えっ、何なん? て、天罰なのか? 貴様は誰だ」
「俺? 俺は気まぐれ人殺し。猫飼いなのでとりあえずお前は処す」
「猫好きな女の同僚にフラれて恨みを晴らしていた。僕は間違っちゃいない」
呆れた犯行理由を述べる男だ……。
命乞いする隙も与えず、至近距離で男の眉間を撃ち抜いた。
もちろん即死だ。
今回の殺人に美彩は何点を付けてくれるんだろうか。




