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山梨の酒屋で起こる悲劇(前編)

「幸せそうな家庭を壊してやりたい。家族経営の商店でも狙いましょうか」

「そう簡単にそんな店見つかるかな」

碧桃の運転する車で笛吹市を移動しながら酒屋にはいってみることにした。

「酒でも飲むか」

「飲もう範之くん」


瑠璃川酒店と書いてある水色の看板を眺めながら、店に入る。

そこには利発そうな20代くらいの女性が店番をしていた。

「きれいな顔してますね。ここは誰が切り盛りしてるんですか?」

美彩に褒められ、気を良くした女店員は言った。

「私が販売で、父が配達や仕入れをしてます」

「お父さんにも挨拶したいから待ってていいかな」

「うちの父に挨拶ですか? 試飲して時間をつぶしてみてはいかがでしょう」


お言葉に甘え、山梨のブドウで作られたロゼワインを美彩と2人で飲んだ(碧桃は運転があるから飲めない)。

次に赤ワイン、桃のワインと種類豊富に。

どんな風な人生を歩んできたのか教えてもらうと、演劇の専門学校に行かせてもらうほどの恵まれっぷりだった。

もちろん幼少期から父と母の愛情を充分に注がれ、育ったらしい。

最も、卒業後に進路が決まらずこうして実家の酒屋の手伝いをしているとの話だが。


友季子(ゆきこ)と名乗った彼女が桃を剥いて俺らに渡してくれた。

おそらく、Eカップはあるのではないか。

俺は彼女に最低な仕打ちをしようと考えついた。

しかしそれには彼女の父が戻ってこないと実行不能だ。


「お客さんか。どうも店長の瑠璃川健といいます。よくこんな田舎まではるばると……」

何か話を続けようとする健を遮り、俺は拳銃を懐から出した。

「店の金を出せ! そしてそれからそこにいる娘をケダモノのように……その先は何も言わなくてもわかるな?」

「そ、そんな……。私に娘を性的に襲えというのか」

「そうしないと娘さんにもあなたにも鉛玉が飛んでいきますよ?」

健はしばらく煩悶していたが、痺れを切らした俺が一発銃を酒瓶の群れに撃ち放つとついに観念した顔つきになった。


「友季子、すまんな友季子。こうしないと私らは殺されてしまう」

友季子の服を丁寧に脱がしていく健。

豊かな胸を包み込む下着がチラリ。


さて、この先の展開を簡易に書きしるそうと思うが消灯の時間だ。



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