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洗脳開始(後半)

48時間の不眠不休の拷問(洗脳)はなかなか骨が折れた。

音声ファイルの内容は殺人をしても別に許されるという方便、シンプルに言えば人を殺してもいいという言葉の繰り返しであった。


人を殺してもいい

なぜならこの世が穢れているから

人を殺す人を殺す人を殺す

それはこの世からの救済


以上の言葉を録音してエンドレスリピートにして碧桃の耳に流し続けた。

彼女が座れないよう柱に手錠を縛り付けた。

美彩の女友達を呼び寄せ、彼女にも見張らせた。

その女友達には万引き犯を矯正させる民間の施設がありそこのバイトとしてやっているとウソをついた。

美彩と同じ16歳の若い女の子だからか疑わなかった。


3人で睡眠時間を削りつつ、ひたすら碧桃を洗脳していった結果彼女は虚ろな目で「ヒトを……ヒトを殺してもいい……ヒトを……ヒトを殺してもいい」と繰り返すだけのおもちゃになってしまった。


仕方がないので碧桃がある程度正気に戻るまで待つことにした。

そしてそれは約1週間半かかった。

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