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プロローグ

 ドキドキしているのが分かる。高まる胸の鼓動に私はつい、小躍りでもしたくなる。それくらい、今、興奮しているんだ。私は落ち着けと自身に何度も言い聞かせ、必死に平静を保とうとしていた。


 しかし、簡単にはいかない。


 今まで、煩わしいだけであった"それ"が、もしかしたら、意味があったのではないかと発覚したならば、嬉しいに決まっている。苦労が報われるのだから。期待から来る気持ちの高揚は止まらない。止められるはずがない。


 ずっと嫌いだった。才能だと言う人もいたけれで、それは私の苦しみを知らないから言える世迷い事に過ぎないと考えてきた。

 現実は小説より奇なりなんて言うけれど。小説の主人公さながらな物語が、もしや私にも。


 私は期待に満ちた目を、目の前に現れたあの子に──…

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