表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

物には、魂が宿ることがあるという。

魂って何だろう。それには、形はない。


ヒトはみな魂を持っているという。

それは心とは違うものなのか。命とは違うらしい。死してもなお、残るというから。


ヒトではないものに魂はあるのか。

あるのだろう。物に宿るくらいだから。

僕に魂はあるのか?わからない。

僕には意思がある。心も、たぶん。魂は?


ヒトの考えることは、曖昧だ。

存在しないものをあるという。

「ある」と「在る」は違うらしい。


見えない何か。

心、想い、なにかの気配。


聖霊と呼ばれる存在のなかには、

かつてヒトであった者たちもいる。


みなが魂を持っていたはずなのに、

死して、聖霊となるものと。

世界に還っていくもの。

その違いはなんだ?


聖霊は魂ではない。

魂を持っているかもしれないが、そのものでは、きっとない。

では、魂とは何だろう?


ただ、そういう感じのものがある。見えないけれど。

なにものでもない、唯一のものが。


それは、不可視の自分。

めぐるもの。

肉体が、命が失われても、ソレだけは残ると信じて。


ヒトは考え、それに名をつけたのだ。

魂と。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ