表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/19

EP3 英雄vsヒーロー 理想と現実 ②

「俺は裏方を担当させてもらうぞ。」


船から飛び降りると北斎はペンチを紙に描き、実体化させた。


「裏方って」


既に船は落ちているのだから、裏も表も関係無いと言いたげなルイコ。

北斎はそんなルイコに裏方の意味を教えた。


「お宅らがドンパチ出来るように、反重力装置の配線全部切ったりするんだよ。」


本当に後先考えずに動いたルイコ達。北斎はこれはまだ一番マシな結果、下手すれば大爆発を起こしてると言いアルゴー船の船内へと入っていった。


「同じルートだと全滅が恐ろしい、十兵衛、北斎を」


「承知しました!」


アタランテに言われた通り、北斎の後を追う十兵衛。


「行くぞ。」


「ええ!」


ルイコとアタランテは船の上に跳び乗り、北斎達とは別のルートで船内に向かおうとする。

かつてはアルゴー船の乗組員だったアタランテは何処になにがあるのか熟知しており、なんの迷いもなく船内へと続くドアを開いた。


「船が墜落したと思えば、貴女達だったのね。」


「ジャンヌダルク…」


源蔵が何処かと船内を隈無く調べていると現れる、風呂あがりのジャンヌダルク。

ルイコが名前を呼ぶとハァイと気軽に返事をした。


「まさかこのアルゴー船に欠点があったなんて…」


「源蔵は何処だ?」


「これから死ぬ貴女達が知って意味ある事かしら?。折角源蔵が身を犠牲にしてまで、貴女達を守ったのに」


「貴様…」


睨み合う二人。

アタランテはジャンヌの言葉に沸点が限界を超えそうなのか、ライオンの毛を生やしていく。


「この状況でその余裕、なにを隠してるの!」


余りにも余裕な表情のジャンヌを怪しむルイコ。

ジャンヌは右耳を小指でほじくりだす。


「あのね、爆弾を仕掛けてるって言ったの忘れたの?」


「…貴女を倒せば問題ないわ。」


「そう、なら一つだけ教えてあげるわ。なにか隠していると思っているけどそれは正解で、人を隠しているの。」


「人、まさか一般人を!」


「いいえ、違うわよ。私とルパン、そしてもう一人、仲間がいるのよ。」


「「!?」」


3人目の仲間の存在に驚愕するルイコとアタランテ。

ジャンヌが此処まで余裕なのは既に3人目の仲間が自分達の近くにいると思い、二人は警戒する。


「3人目の仲間は何者だ!」


「私と同じで歴史を改変するのを望む…一般人ね。」


「一般人だと…」


こんな船に一般人が乗っている事に驚くアタランテ。

いったい何処に3人目がいるんだと全神経を集中させて気配を探るが見つからない。


「3人目の仲間の居場所、それは」


「お前の後ろだぁああああ!」


「甘い!!」


「そっちがな!」


「ぐぁ!?」


昔の怪談の様に「お前の後ろだぁああ!!」と言い出てきたのは、手甲をはめているチャイナ服の青年。

拳をルイコにいれようとした瞬間に、ルイコに気付かれ一本背負いを決められかけるが逆に一本背負いで返した。


「この人、強い…」


一般人と言うには余りにも程遠い強さをもった青年、ルイコは一目で強敵だと感じた。


「ちょっと武人たけと、早いわよ!それはを2、3回程言った後にそれはお前だぁああ!!よ!」


「あ、すんません。」


「武人…聞いたことのない名前だな。」


「言ったじゃない、一般人って。」


何処がよとツッコミたくなる気持ちを抑えて、武人を見るルイコ。

ジャンヌと違い、なにかに対して怒っている恨んでいる雰囲気がなく、ただ本当に強い武術家。何故ジャンヌ達に協力しているのだと気になった。


「なんで貴方はルパンやジャンヌと」


「決まっているだろ、歴史を変える為だよ。」


「お前と言い、ジャンヌと言い何故そこまで歴史を変えようとする!!」


「昔から続く戦争や争いが一気に収まって平和な世界をなんで壊そうとするの!」


3人の目的が歴史を変えることだが、なんの為に変えたいか分からない二人。

ジャンヌは苦虫を噛み潰した表情で舌打ちをし、武人は愛想笑いをしてほほをかいた。


「…アタランテ、貴女は恨まないの?」


「恨まないだと?」


「オリンポスの神々を、林檎に頼った馬鹿な夫を。」


「恨んではいない、だが、呆れて見限った。そして今の夫は源蔵だ。」


目を閉じ、ふと昔を思い出すアタランテ。

第二の生を楽しもうにも、ライオンの耳と尻尾のせいで化物だと扱われ親からの愛を受けれなかった。

代わりに妖魔の孤児を育てる施設の保母から愛を貰った。アタランテだと話した時には第二の生を楽しめと言われた。時代の変わりように、神の下世話が原因で起きたしょうもない事が神話になっており絶望した。一時期やさぐれたりしていた。衣食住が完璧に揃えられている英雄団地を紹介してもらった。そこで源蔵と出会った。

良いことも辛いこともあったが、楽しい人生には変わりない。


「一度目の人生も二度目の人生も、楽しかった。愛する人も出来て、忠義を誓う神も居なく二度目の人生は最高だ。」


「そう、それはよかった。貴女は第二の生を成功した。」


「お前は…失敗したのか?」


「違うわよ、コレでも現役JKよ。私は第2第3の自分を作らないためにも、愚かなる天上と地の果ての神々を消すためにも!」


「神を消すだと!」


「ええ、そうよ。私はね、絶望して絶望して絶望して、最終的には神を消すしか方法は無いと分かったのよ。」


ジャンヌダルクはフランスとイングランドの戦争、百年戦争で活躍した聖女だ。

その生涯ははっきり言って幸せとは程遠い。戦争があった時代だったから幸せじゃなかったと言う訳ではない。神の声を聞いてしまい、それを人々に教えてしまった為に不幸な人生を歩んだ。


「最初は世のため人のためと神の声を聞いて必死になったわ。犯されようがしばかれようが、我慢して我慢して我慢した信じ続けた結果がこのザマよ!」


「えっと…どういう意味?」


「分からないの?。世界には沢山の神が存在していて、信教がバラバラ。滅ぶべき存在である妖魔も何事もなく日常を歩んでいて、魔法は衰退し科学が進歩し神の存在が薄れ、私の名前は屈辱系エロゲのヒロインの名前やタイトルに使われて」


「最後に関しては諦めろ!」


偉人の名前がゲームやキャラ名に使われるのは当たり前である。


「時代は常に動くのは理解している。異常すぎる存在は普通に殺される。だけどね、あんまりよ。神話だ、世界を創造しただ、主の言うことは正しいだ、もう聞きたくない。人が頑張ったって言うのに神は頑張ろうともせず変化もせず上座に座りっぱなしで威張りっぱなしで、スゴイ力があるのにそれを他者のために使おうともせず、使ったら使ったで滅茶苦茶な見返りを求めて、此方には見返りを求めるな優しさだけで行動しろとか言っていて、本当にもう聞きたくない、見たくない。凄い力を持ってるから偉いの?神だから偉いの?違うわよ!。今さらそれについて何処の国の神に言っても無駄、この百年全くと言ってなにもしない。だから、私は彼奴等を消す!」


「消した後はどうするつもりだ!」


「どうもしないわよ。あの5人の発明家を引き連れて魔法と科学の共存世界を作り上げるだけ。」


ジャンヌの願いは本当に単純なモノだった。

悲劇を無かったことにする…ではなく、最も正しい世界を作り上げること。人も神も関係のない世界を


「歴史を変えたら今いる人達はどうなるの?」


「消えるわよ。ああ、安心しなさい。消えると言っても記憶だけで別のなにかに生まれ変わってるから。」


「世界中の関係のない人達まで巻き込むとは…コロス」


堪忍袋の尾が切れたアタランテはライオンの姿になりジャンヌを噛み殺そうと突撃する。ジャンヌの首もとを噛み千切ろうと飛び掛かると武人が前に現れ殴り飛ばされた。


「あ…あ」


「流石英雄。殺す気で殴ったんだけどな~」


腕をポキポキと鳴らし、血を吐きもとの姿に戻り気絶したアタランテを見て笑う武人。


「足の早さならSランクの英雄にすら負けないアタランテが、ライオンの状態で…」


「俺についての説明がまだだったな。俺は裏英雄の一人、武闘武人むとうたけと。」


「裏英雄?」


「魔法の言葉、”諸説あり”。コレって本当に恐ろしいよな。」


社会と言うのはどんな時代にでも闇が存在している。裏英雄とは表の偉人にとって邪魔でしかない存在や名前が出ていない英雄の子孫で、武人は表の偉人にとって邪魔でしかなく歴史に名を残さぬように徹底的に隠蔽された武術家の子孫だ。


「ジャンヌがタイムマシンを作らせる理由を話したから次は俺の番な。俺は、武術の再興だよ。」


「武術の再興」


「そう、武う術と書いて武術。日本の戦争でも刃物や銃が無いときに使われていた…けど、今はどうだ?スポーツとして扱われている。」


「っ」


先程まで怒りが全くと言って感じられなかった武人。

自身がタイムマシンに乗って歴史を改変する理由を話し出すと徐々に徐々に怒りを露にしだした。


「別にそれについては怒る必要はない。スポーツは皆でやった方が楽しい。対格差はどう足掻いても縮められない。だから、重量で階級を決める。背丈で階級を決める。ああ、問題ない。」


「…じゃあなんで怒ってるんです?」


「決まってる、それでも尚且つ勘違いしているものが多く侮辱している者が居るからだ。先祖代々守り続けていた名誉が栄誉が、わけの分からないの勘違い野郎が広めていったり、ホントにさー、もうさ~…やめてほしいんだよな。だから過去に戻って一から一族相伝に武術を広める。歌舞伎はそういう感じだからいける。」


「……例え貴女達の目的に理由があり納得の行く内容であったとしても源蔵をアタランテから奪って悲しませたのと関係のない一般人を殺そうとしたのには変わりないわ!」


ルイコはナイフを投擲するが、アッサリと武人に掴まれて返された。


「ルイコちゃんさ~やめた方が良いよ。」


リズム良くステップを刻み5人に分身する武人


「最後ぐらいスッキリとしたいから言わないけどさ、殺したくないんだ。君の実力ならルパンの爺さんやジャンヌは倒せてたけど、俺は無理。俺を倒したければ呂布かヘラクレス、アルジュナ、カルナとSランクと呼ばれる英雄の中でも文字通り次元が違う奴じゃないと。」


人を殺すことに特化した本来あるべき姿の武術を使う武人。

ルイコと自分との力の差は歴然としており、手を汚したく無いために見逃そうとする。


「…よ…」


「ん?」


「嫌って言ってるじゃない!此処で逃げたら、あの時と変わらない!」


ルイコはアタランテの元に駆け寄り背負い、なにかないかと武人とジャンヌより奥にある船室以外を隈無く調べる。


「無駄無駄、そこにあるのは科学者達に作らせた物だけで武器になりそうなのは無い。」


「まだよ、まだ」


「ルイ、コ…まだ、希望が…」


「アタランテ!」


武人に殴られ意識を失っていたアタランテ。

今にでも死にそうな声でルイコを励ましなにかを伝えようとまだ入っていない船室を指差した。


「肋とか逝ってるのに、頑張るねえ…さて、俺と戦うつもりなら戦士としての死をお前に送ろう。」


体に力をいれて筋肉を盛り上がらせる武人。身体中から溢れんばかりの闘気が放出される。

ルイコはそれを見て、勝てないと感じ逃げたくなるが必死に堪えアタランテが指差した船室に入った。


「コレは…」


大きい人も入れる機械が2つとそれを動かす装置が中央に有った。


「なに、コレ…どうすれば、どうすれば…」


「あせ、る…な…」


「アタランテ、声出さないで肋が」


「…ふふ、第一の生を思い出すな。」


ルイコの背から降りて左の機械の中に入るアタランテ。

装置を動かせば良いのかと、起動ボタンを押してみるとアタランテは右の機械に移動していた。


「私、だけじゃ、駄目、だ。」


「なにか必要なの!?」


「思い、出せ、源蔵の言葉を…私は眠らせてもらう。」


激痛を和らげる為に眠りについたアタランテ。

ルイコはアタランテが最後に残した言葉がなんなのかを必死に考える。


「左の方にあったものが急に右に…物質転送装置…それでそれで!」


後一歩、アタランテが伝えたかった事がなにか後一歩の所で分かると言うのに思い出せないルイコ。

ギシギシと武人がゆっくりと近付いてきて、焦りだし適当なボタンを押してなにかないかと探し出す。


「あんまりさ、そう言う機械を弄くるのは駄目だと思うぞ。携帯とかでもそうだけど十二分に使いこなせてる奴とかパソコンに強い奴とかだけだし。」


「…」


「黙ったか。人間、死を迎えると色々と悟ったり見えたりするって聞くけどそれか。」


「…アタランテだけでも…」


「殺すよ、お前もアタランテも。弱くても蝿みたく飛び回られてたらウザくて仕方ない。」


「…蝿…」


「ん?」


「蝿…男……そうか…そう言うことか!!」


アタランテが言いたかった事が今分かるルイコ。アタランテと同じ右の物質転送装置に入り、ナイフの持ち手を投げて起動させ一緒に左の物質転送装置に転送される。


「「…汝よ、貴様のお陰で思い出すことが出来た。」」


「誰だ、お前…」


左の方に転送されると、其処に居たのはルイコでもアタランテでもない女性。

顔の骨格と右目はアタランテと左目と体格はルイコ、他にも所々二人の特徴的な身体のパーツが女性にはあyた。


「魂が別々に存在していて異なる気を併せ持った肉体なんてはじめてだ、なにをした?」


「「なに、簡単な事だ。物質転送装置の中に私達が入り転送されることにより私達は肉体が一つになった。」」


物質転送装置の中に偶然にも蝿は紛れ込んでしまったが為に顔が蝿になったという、映画がある。物質転送装置の中にアタランテだけでなくルイコも居たために二人は蝿人間の様に粒子レベルで肉体が融合し。


「成る程ね、だが死にかけだったアタランテと近距離戦闘が苦手そうなルイコちゃんじゃ、一つになっても限界があるだろう!」


武人ははっけいをルイコとアタランテが一つになった女性…アルにくらわせようとする。

アルは避けようとせず腕を掴み受け止めた。


「な!?」


「「単純な話をしよう。ヘラクレスが150、お前が140、ルイコが80、アタランテが60の強さだとする。80+60、さぁ、幾つ?」」


「…140」


「その通り!」


アルは武人の腹を肘で殴打する。

殴られる瞬間に闘気をお腹に集め筋肉を硬くし、ダメージを抑えているが徐々に徐々に苦しみ出す。


「そんな、どうして」


ただ融合しただけだと言うのに圧倒的なまでに殴打されることに戸惑う武人


「「決まってる。お前の強さは圧倒的な力や素早さによるものではない。技術によるものだ。今の私達の力は二人の力を単純に足したもの。圧倒的なパワーと素早さを兼ね備えている。」」


「パワーと素早さ…それならコレでどうだ!」


「「っむ!」」


掴まれている腕を利用しアルを投げ飛ばす武人。投げ飛ばされたアルは慌てず受け身をとって直ぐに武人襲い掛かった。


「パワーと素早さは桁違いだけど、俺と同じ140の実力なら捌けるぞ、どうする!」


アルの繰り出す蹴りや拳を上手く受け流し合気道等で少しずつだがダメージを与える武人。

格闘技術は圧倒的なまでに向こうが上だとアルは判断し、近距離での戦闘をやめてなにかないかと服の中に隠している武器を確認する。


「「コレは…」」


ボウガン、ルイコもアタランテも持ってきて居なかった筈の武器が何故かアルの服の中に入っている。

物質転送装置の中で融合したのはなにもルイコとアタランテだけでなく、北斎が描いた銃とアタランテの弓もまた一つになっていたのだ。


「「この様に狭い場所なら矢を引くよりもセットした方が効率が良い。」」


アルはボウガンを構え、矢をセットして射つが、武人には当たらず掴まれた。


「今の、100%俺の脳天の中間をクリーンヒットさせることが出来ただろうな。ボウガンじゃなければ。」


弾無しのオートマチックの拳銃とアタランテの弓が融合しただけで、特に代わり映えのないボウガン。誰が射っても威力が変わることのない物の為に出せる威力に限界があり簡単に掴まれてしまう。


「「…最早、此処までか」」


「中々楽しませて貰ったぜ。お前のお陰で戦闘狂キャラが戦いを楽しむ理由が分かった。」


「ぐ…」


アルの目の前に立ち闘気を右手に纏わせる武人。大きく息を吸いアルの胸を貫こうと拳を入れようとした瞬間だ、アルは服の裏に隠していた拳銃を取り出して武人の左胸を魔力の砲撃で撃ち抜いた。


「ば、かな…」


「「ふぅ、危なかった。」」


「どこに、銃を…」


「「しぶといな。喋れないようにするか。」」


銃を隠し持っていた理由を説明せずに武人を確実に殺すためにアルは魔力の砲撃を何度も撃ち、死んだのを確認すると撃つのをやめた。


「「ルイコが二丁拳銃を北斎に頼んで正解だったな。」」


アタランテの弓とルイコの銃が融合しボウガンが出来た。ボウガンの融合材料になった銃は一つで、最初からもう片方の銃は融合していなかった。

ボウガンも効かず近距離戦闘では勝てないと悟ったアルは覚悟を決め一か八かの早撃ちに賭け勝利した。


「「後はルパンとジャンヌ、だ…け……」」


一番の強敵であろう武人を倒し次に向かおうとするアル。体が急に動かなくなり倒れてしまった。


「どうな、っへ」


呂律が徐々に徐々に回らなくなり、息苦しくなるアル。

其処にジャンヌが現れた。


「あら、武人…そう、死んでしまったのね。代わりに敵はとってあげる。」


「誰、が…」


「体が急に動かなくなった所からして、なんの知識もなく物質転送装置を使って融合したわね」


馬鹿みたいと高らかに笑うジャンヌ。

武人を倒すためにととった手段が馬鹿みたいとはどういう事だと睨むとジャンヌは簡単に説明した。


「物質転送装置での融合は漫画やゲームみたいな融合とは違うのよ。」


「「ろうひうひひ(どういう意味)?」」


「肉体と魂を一つにしてそれに合った肉体を作り上げるのがゲームや漫画における融合。物質転送装置での融合は肉体を一つにするだけで何処も弄くってない。故に二人の人体の何処かの部分の混ぜるな危険が混ざりあって、このまま行くと何事もなく死ぬわ。」


「そ、んな…」


「ま、敵を討つから死ぬのは早まるわね。」


ジャンヌは拳銃を取り出してアルに向けて撃った瞬間だ、弾丸は刀で弾かれ


「お待たせしましたルイコ殿とアタランテ殿!」


「悪い、予想以上に手間取った!」


十兵衛と北斎、そして


「すまんな、俺達の為に此処までしてくれて」


「「源、蔵…」」


「後は俺に任せろ。」


源蔵が助けに駆けつけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ