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ボツコラム。作中に登場する武術について

 基本逃げの一手です。


 大型、人間より脚が速い、怪力、魔法などの物理法則を無視した異能などを持つ人類の敵対種は力なき人類種の個体には深刻な脅威です。


 逃亡術については『子供たち』が優れていますが、一般的な子供達もかくれんぼや鬼ごっこで逃亡や隠れ身を遊びながら習得します。その中に『子供たち』が紛れ込むこともしばしば。


 地形を覚えて、子供の体格ならではの隠れられる場所を瞬時に見抜き、連携して鬼役の子供に捕まらない動きをし、基礎的な技術を自然に覚えることができます。


 その上で地形を覚え、独自の追加ルールを用いて優れた嗅覚など特異な能力を持った追跡者に対する技を身につけて子供たちはみっちり楽しみつつ生き延び方を自然に覚えます。


 この世界における人種は多少地球上の人類との違いはあるものの(男性は小柄な反面女性は大柄でありほぼ身長差はない、魔法や異能を使える個体がいる、髪の色素に魔力の影響が見られるなど)、約1500メートル走の速度でだいたいの各距離走の速さが予測できるのは変わりません。知性もほぼ地球上の人類と差異はありません。



 人間は老若男女問わず種族的に長距離を徒歩で延々と移動する能力を持ち、力効率は低くても運動効率が高い構造から投擲能力に優れ道具を操り、火を操ることができます。知恵と根性と体力で1500メートル逃げることができる余地を作れば都市や村落にある設備器具を用いてだいたいの生物から逃げられるのです。逆上がりは低い壁をクリアするのに使えます。子供たちが迷路として描く地面に狭い線を走り抜ける遊びができれば壁の上や狭い路地で威力を発揮します。跳び箱の技が有れば二段ジャンプで空中を高速移動できます。縄跳び、崖登り、木登りなども有効です。木登りは自然に逆上がりなどの技が身につきます。さらに夏場は泳いだり、薬草や食べ物を採り自然を利用し毒物を見分け危険な動植物を避けあるいは利用する技を遊びの中で習得し子供たちは個体の生存能力を上げていくのです。幼い子供は鬼役の免除がありますが理にかなった方法です。



 人間は正面から戦えば猫にすら殺されかねません。

 盾を持ったり地形を利用し奇声を上げて身体を大きく見せ、飛び込みチェスト体当たりはシンプルゆえに習得が早く優れた技ですが圧倒的体格差と数の優位を覆すほどではなく武術の発展は……。



 などなどの考察はしましたが、とある映画監督が若い頃当時ベテランだった殺陣師に「実戦的じゃない動きですね」と意見したことがあったという話を伺う機会が作者個人にあります。

 その殺陣師は彼に「では実戦的な動きをみせてもらおう」とおっしゃったそうで無茶苦茶怖かったとのこと。そしていろいろあってできたシャシン(※映像)をみたら殺陣師の動きは嫉妬するくらいかっこよかったそうです。



 なので、作中における武術、あるいは異能や魔法は『フィクションとして自分が面白い』ものにしています。真面目に考えちゃったらモンスターより外来種で凶暴で知性が高くて器用で雑食なアライグマの方が邪魔だしイノシシの方が農家には恐ろしいのだよ!(農家=肉体労働を日常的に行い、おおよそのことは『なんでも』する人、正しく『百姓』) 誰だ自分が楽しいからって琵琶湖にブラックバス流すバカは!? おまえさんの方が関西人にはよっぽどモンスターだよ!



 いいんだよ、西洋剣には刃のついていない部分あるからそこに兜でヘッドスリップかまして避けても。たまたま剣を止める突起や握りに付属してハンマーの機能を果たす翼にごっつんこしなかっただけなのさ。

 鞘を振り回して剣をミサイル発射しようが、地擦りして斜め上に切り上げようが、吉●沙保里のような脱力無挙動低空高速タックルで一気に詰めようがこいつはフィクションで娯楽作品なんだの精神で書くことにしています。


 個人的なこだわりを述べると本編では二刀流を使うロー・アースだけど実は戦斧の方が得意な設定があったりするし(※設定上切り札として用意したものの出す機会なく作中にはない)、彼は魔法を使う媒体として『携帯性に優れた』武器である剣を持っているだけで、武器を本来選ばない、その武器の主な特殊能力も重さと長さと形状が変わるだけにしているし、彼にとっての二刀流は素手よりリーチが長い手段に過ぎず強敵相手には剣一本の時があるし、二刀は関節や投げ技に移行したりするなどがあるけど今まで指摘されたことはないので多分意味がない。

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