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装備品の素材について

【基本的な世界観】


 薪はエルフの恵み。

 燃ゆる水はドワーフの血。


 この世界では燃料が乏しく、人間の勢力圏が大幅に減衰する原因となっている。

 そのため、多大な燃料を必要とする鋼鉄や鉄はあまり普及していない。


 また、金銀を貯めこむと襲来するドラゴンの存在は人間の金融技術の発達を促した。



【衣類関係】


 木綿。

 『木に生える羊の毛』からできるとされる糸。

 『花咲く都』からの輸入品が主流。絹より高い。


 絹。

 エルフの織る『風』(蜘蛛糸。後述)と同一視される。

 きわめて優秀な素材だが出自は謎。『ろばのかみさま』以降の時代は一般的な素材となっている。

 他にも麻やウールなどが存在。


 一般人は木繊維を叩いて作るズタ袋のような貫頭衣を愛用。

 服は何着も持つものは少なく、現代の感覚でいえば自動車を買うくらいの覚悟が必要。


 鉄。


 この世界では銀や水晶に破魔の力を宿す過程で鉄や青銅の武具並みの強度を与える技術が現存しているため、魔法との相性の悪い鉄の武器はあまり普及していない。

 例外的に車輪の王国の隣国の首都である『職人の都』では、多くの国ではまだ青銅以下の品質しかない鉄を高度な技術で製鉄するのみならず、一点ものが基本のこの世界の武器生産の技術に反して既にギルドによる統一規格を導入済みであり、各部位の分業生産によって均質品質にして高品質な鉄の武具を大量に保持している。


 鋼鉄。


 一部のドワーフや遙か東方の島国には『鋼鉄』と呼ばれる悪魔の金属が伝承されていると言われている。

 この鋼鉄はかつて世界を滅ぼした文明が使用したという言い伝えがあるため門外不出とされ、鋼鉄製品はドワーフ族が『夢を追う者』の時代まで厳重に封印していた。

 東方の島国の片刃剣はごくごく稀に輸入されることがあり、その切れ味から魔剣として恐れられる。現在では手入れ可能なのはドワーフ族しかいないため、破損した場合修復は事実上不可能。

 『夢を追う者』の時代までは鋳物である青銅器のほうが基本品質が良いのは否めない。


 ドワーフ鋼。


 一般的な鉄より頑丈で武器として優秀な反面、鉄より重たいのが難点なドワーフ族伝統の素材。怪力を誇るが小柄な彼らにはむしろ都合が良い。

 黒鉄鉱なる素材と鉄鉱石から精錬される。ファルコ・アステリオンの鎧や九連槍は海を隔てた遙か南の国にて生産されたが、原材料の黒鉄の名に反し美しい金色をしていたりするため配色はかなり自由が効く模様(構造色によりさまざまな色合いを出すことが可能)。



 白銅。


 現実世界のニッケル合金としての白銅は1700年代。

 本来比較的新しい金属であるが、紀元前のヒッタイト文明遺跡から白銅製のさびない釘が発掘されている。

 現在の白銅はニッケル合金の白銅をさすが、古代の白銅は「白っぽい銅」を含むものだったようである。

 秦の始皇帝の兵馬俑の兵士達が持っていた武器は青銅にクロムメッキが施され、現在も衰えぬ輝きを誇る。

 ただ、クロムメッキを当時の技術でどうやって施したのかは現在のところ謎。

 ファルコたち『子供たち』の短剣の素材。


 青銅。


 まだまだ現役。

 重い反面、鋳物として製造が楽であり、使用実績や職人の習熟上、総じて品質の良い青銅の武器は現時点(※『夢を追う者』)では質の均一性に劣る鉄の武器に優位に立っている。


 銀、水晶。

 銀や水晶は貴重ではあるものの現実世界ほど貴重と言うほどでもなく、それらで作成された武具は通常の青銅や鉄の武具の5倍程度で購入可能。

 製造過程で破魔の力を込められて強化されるため、鉄の武具に劣らぬ性能を持ち、製鉄技術が発展しない原因にもなっている。

 同様の製法で純銅や金やプラチナも武具にすることが可能であるが、純銅には材質強化しかかからないことに加えて短剣以上のサイズには強化処理が出来ない。

 金やプラチナは我々の世界同様に貴重なのでこちらは武具として使用されない。例外として『大金貨』として魔導強化金が大陸全土で使用される。

 プラチナについては過去の現実世界と違い、この世界ではドワーフ族が加工技術を保持。

 これらの貴金属は魔物を倒すために必要なため、王国の管理を受けて貨幣基準の根拠となる。



 財物(『竜』)を保有しすぎると襲来するドラゴンの影響により、経済循環が起こりやすいためこの世界の人間は本来の中世ヨーロッパよりやや豊かな暮らしを行っている。


 ※余談ながら我々の世界のヨーロッパ圏ではアメリカ大陸発見の時期になってもプラチナの加工が出来ず、先住民が持っていたプラチナの品を「銀の偽物」として処理していた模様。


 ミスリル銀(魔導強化チタニウム製品)。

 加工過程における魔力付与作業により、多彩な色彩と強力な魔力を保持するようになる謎の銀(?)。

 魔法処理を受けた後のミスリル製品は通常の武具の1/3の重さしかないが、硬度、しなり具合、衝撃吸収性、武器としての性能はその比ではない。

 現在では加工法は失われたとされているが、一部の職人や魔導士、ドワーフやエルフたちにいまなお秘伝として伝えられている。

 ちなみに、正体は我々の世界で言うチタン合金。

 この世界における通常の方法では加工できず、魔法でなんとか加工しようと試行錯誤した結果の副産物として異常な軽量化や柔軟性や弾性、形状記憶性能、華麗な外観などなどが備わってしまった模様。

 チーアの父、ガウルの弓はこれを用いて作られており、各所最適な硬さやしなりなどを与えられている。

 チーアの父は実はホラふきではないのだが、言うことなすことが規格外すぎて、反抗期の娘にはホラとしか感じられない。

 ちなみに、ミスリル銀でできた武具はとてもとても貴重な品で、一般的な剣ですら大国の王族が一振り二振り持っているかどうか。

 買い手がこの世界に存在するのならば、父の弓を売り払うことでチーアの一族は王族になるのも夢ではない金額を得ることができるはず。


(※チーア。父親の言うことは素直に信じてみるのも手だぞ。作者コメント)


 しかし、散々父親の「ホラ」を聞いて育ったチーアはもしその話を聞いても信じず二束三文で売り払うか捨ててしまうであろう。勿体ない。


 オリハルコン、アダマンタイトなど。

 伝説上の金属。誰も見たことがないといわれている。

 前者は神の涙。精神感応金属といわれ、空を飛ぶ生きた金属とされる。

 後者は金属化したダイアモンドに喩えられ、恐ろしい硬度を持つとされる。


 オリハルコンは『お父さんは『勇者』さま』にて登場。



 蜘蛛の糸(『風』)

 エルフが誇る装甲繊維。

 蜘蛛の糸を春風とともに織るエルフたちの姿は『風を織る』と呼ばれ、多くの詩人の詩の題材となるが、その姿を見たものは少ない。


 鋼鉄の5倍の強靭さと1.4倍の引っ張りに耐える強度を持ち、自己再生を行うとも言われるが詳しいことは判らない。

 一応、数々の魔導士達が再現を試みているが、完全な再現には至っていない。

 この糸で作られた楽器のガットは最高級品とされるが、幻の楽器であり、現存するものは少ない。


 余談。

 エルフのブーツ底は謎の樹脂(我々の世界におけるゴム)から作られ、底が存在し、音を消して歩くことが可能であるとされる。

 マントは森にその身を隠す力があり、服は体重を消し、風に乗って舞うことが可能とされる。

 これらの神秘の装備、エルフ達の能力から田舎の村ではエルフを神として崇めていることは少なくない。


 パンツのひも。

 ロマン。ゴム製は普及していない。

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