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半神。または黒髪黒目の半妖精について

 黒髪黒瞳の半妖精は神の子の証とされる。

(※近年では悪魔の使いと言われるようになった)

 半妖精であることを考慮にいれてもなお総じて眉目秀麗、容姿端麗。

 必ず魔力を持って産まれるとされる上、彼らの愛を受けたものは幸運がつくとされ、専業の娼婦や男娼でなくとも一夜を共に過ごす場合は一般市民の月賦の2倍以上の金が必要と言われる。

 逆に彼らを無理矢理犯した場合、神や悪魔の加護を失い、生涯呪われるともされる。

 そのため、奴隷市場では最低でも通常の10倍の値段がつく(場合により100倍以上)。

 実態はせせらぎを飛び越えずに済むよう一時的に動かしたり、発火能力を発揮して拘束を解いたり、傷の治りが早かったり、爽やかな風で気分をほぐしたり、植物の育ち具合を良くするといった戦闘にはつかえない程のささやかな力でしかない。


 はずで、ある。(※『ロー様は魔王』参照)


 魔神、悪魔、黒髪、転生者、転移者などを名乗る謎の集団は『神の子』であるという妄言を真面目にとらえている節があるが、チーアは否定している。


 しかし、チーア自身が後の世界では『零の女神』として『慈愛の女神』の従属神、あるいは『慈愛の女神』が忘れ去られたあとも名もなき民間信仰の神として信仰されている。



『魔を打ち砕くは妖精の騎士』


 これはとある魔導書の序文である。妖精に愛された存在は不老長寿になり半神の列に加わるという伝承がある。真偽は定かではないが不老長寿を得た魔導士や英雄が存在するという噂はまことしやかにどの時代においても語られ続けている。


 短編『王の腕、傍の星』のゼイン等はその例。ただしゼインに関しては神というより単純に戯曲の登場人物としての認知が強い。


 その他『星を追う者』登場のウインドのように死せる英雄が長年の信仰を得て実際に神と同等に扱われた結果、本当に神として『世界』が認知し『使徒』が発生することはそれほどおかしくはない。

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