竜族
作中では魔物も『竜』として扱われます。
(※ ただし、竜族以外は否定する説)
竜は『気』とされ、空気も邪気も電気も勇気も皆『竜』です。
また、台風、地震などの自然災害も竜とされます。
所謂ドラゴンの形態をとることができるものはごく少数となり、そういった存在は国家を易々滅ぼせるほどの財と力を持っています。
多くはなんらかの精霊の力を吸収しており、その精霊の力による攻撃は一切通用しません。
地水火風、特に火竜が一般的存在。
中には『夢幻竜』『病原竜』など異色の存在も。
異世界から来たという魔神。
彼等はもとの世界では普通の人間や動物だったのですが、輪廻の輪から飛び出し、魔物と同じく竜化を受けて強靭な力や異能をもってこの世界に顕現します。
竜化がすすめば魔物と同一の存在に成り果ててしまうと思われますがそこまで進んだ存在は珍しいので不明。
ちなみに、『悪魔』は魔神と同じものと思われます。
本来巨大昆虫などはあのサイズで高速の移動や強靭な力を発揮することはないのですが、竜化を受けた昆虫は魔物であり、その範疇から外れます。
魔物を積極的に同じ竜族が摂取すると、竜化が進む可能性がある模様。
彼らは自らを滅ぼす金銀などの貴金属、魔法の品々を集める習性があり、『気』のたまり場を住処とすることが多い模様。
そういった宝物は『邪気』を持っていることが多く、竜族の宝を手にしたものは多くは不幸に遭うとされます。
魔物の一部には金銀でできた武器が有効とされるため、魔物たちは金銀を敵視し、各王家は貨幣価値の根拠として貴金属を維持管理、権力の基盤としています。
竜族的にいえば『貨幣を貯めこむ王家も竜族』らしいのですが。
その戦闘力は総じて高く、金銀を貯めこみ過ぎた国は竜の襲撃を受けてあっさり滅んでしまうことは珍しくありません。
この世界の人間は燃料がなく、経済規模を維持するために必要な金銀を竜が奪う関係で金融技術は高いもの(金銀の押し付け合いともいう)のその経済圏には大きなストップがかかってしまい、文明レベルはあまり高くなり得ない模様です。