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コラム。魔物を斬るより着る服を

 異世界に飛んだよっ?!

 衣服でも怪しさ爆発です。

 正直、碌な素材がないっす。マジで。染料も怪しかったり。

 昔の朝鮮みたいに白一択はないと思うけど。

(韓国ドラマのアレは時代劇特有の誇張だと思われる)


 ゴム底のあるブーツと言うモノが開発されたのは"最近"らしい。

(少なくとも中世ヨーロッパではまだ……らしいのですが、資料混乱中。都市部はハイヒールあって良いと思いますが)


 裸足とか、靴下みたいなブーツが主流でして、布を紐で縛りつけて靴代わりにするしか。


 ちなみに街中は作中でも触れましたがウンコまみれです。そもそも公衆便所の概念が。


 海外旅行してみると、自由に使えるトイレの劣悪さと少なさに辟易すると思います。

 日本のように公衆便所に尻を拭く紙、下手すればウォシュレットまで装備されているなど期待できないわけで、それより文明レベルの低い世界なんて……作者は泣きます。

 あ。でも明礬みょうばんは古くからあるので「自分の」匂いはあまり気にしなくていいかもしれません。

 明礬はどんなデオドラントより安くて高性能ですし。


 にきびも下手に薬使うより、水を顔にたっぷり含ませてヒゲや顔そりしてから洗顔して明礬水で絞めて保湿クリームでなんとかなったりしますので見栄えに気を使う方は石鹸みたいなものと明礬を買ってくれば異世界でも何とかなるかも。

 もちろん、苛性ソーダを作ることができる世界ならですが。


 石鹸がまだ普及していなかったローマ時代では、たっぷり運動してお湯に入ったあと、油を身体に塗って垢かき棒で身体をこすっていました。

 ローマ人はいろいろチート。


 閑話休題。

 服。服以前に布も怪しい。

 木繊維で出来たものがあったり。

 お世辞にも快適ではないです。寒いし。

 絹はありますが、高価以前にカイコを育てる必要があります。

 動物性のウールなどは洗濯の問題がでます。

 革製品はなめしがヤバイとガチガチのゴワゴワに。

 木綿は。木綿……木綿……あるといいすね。

 ヨーロッパでは羊の生える木があるという伝承から『木綿』となったという。


 麻は世界しだいだと思います。

 そもそも洗濯どうすんだろう?

 古代は腐った尿で奴隷が洗濯することもあったわけで。


 飯。

 チーアが言っていますが、テーブルマナーって結構最近なんです。

 パンを器代わりとか、お作法手づかみとか普通です。

 衛生条件も計り知れない酷さ。というか水が汚い。

 今でもヨーロッパの水って水道水で飲めるものがあんまり。

 飲めないからブドウ育ててワインにして呑む。

 異世界にブドウあるのかなぁ。

 あるってことにしちゃったけど。

 ブドウが無ければふかふかのパンも作りにくいし。


 あと、中世ヨーロッパ風の世界が舞台だとすると地面に普通にウンコしているわけですから(気候の都合で菌による分解はなく土にまじったまま)、水……少なくとも煮沸が必須です。現代人に耐えられるのか?!


 住環境。

 住むところも劣悪です。窓ガラスあるといいけど。

 チーアたちの世界だと魔導強化した水晶を窓ガラスの代わりに使っていたり。


 日本家屋はウサギ小屋といわれますし、アメリカンジョークのネタにもされますが、単純に居住に向いた国土が狭いだけの話です。

 高温多湿、四季のある国土、毎年来襲する台風と当たり前のように来る大地震に耐えないといけなかったりする家がショボイわけはなく。

(ただし、日本人の特有の思想、『夏は涼しく、冬は寒さに耐える』のため、日本家屋は原則として断熱性能に大幅に劣る)


 おまけに自然の脅威でも耐え難いのに魔物だの山賊だの出てくるとくれば。

 衣食住そろって異世界ライフはやめておいたほうが無難です。


 こたつでミカン食って学校の勉強をサボってグータラサイコ―!

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