『白日と喝采』

⑵『白日と喝采』

⑵『白日と喝采』

㈠

白日と喝采、であるから、白日は白日だし、喝采は喝采であり、白日が喝采されるという子、という風にも取れるなあと、思いながら、まあ、白日と喝采を書いて居るのであるが、そもそもが、白日と喝采は、不思議な言葉の並びだろう、と思う。

㈡

思うには思うが、白日と喝采、やはり我々人類は、白日と共に生きて居るのであり、また、喝采を浴びんがために、日々労働しているのだろう、そんな風にも思うのである。人間って、不思議だな、と改めて思う訳なのだ。

㈢

しかしながら、白日と喝采も、意味不明と言えばそれまでで、難しい問題だよ、明と暗に分ければ、途端に、どちらに転ぶか分からない小説だ、ということだけは、確かだと思うんだが、まあ、そんな感じの、白日と喝采なんだ。