現在の支持率発表1
ヒロイン振り返り
・針霧桐葉【ホーネット】亜麻色のロングヘアーで蜂蜜色の瞳
一人称:ボク 二人称:キミ 主人公称:ハニー
・内峰美稲【リビルディング】黒髪ハーフアップ
一人称:私 二人称:貴方 主人公称:ハニー君
・枝幸詩冴【オペレーション】白髪ツインテール赤瞳
一人称:シサエ 二人称:●●ちゃん 主人公称:ハニーちゃん
・有馬真理愛【念写】青髪(濡羽色)シニヨン
一人称:私 二人称:貴方 主人公称:ハニーさん
・恋舞舞恋【サイコメトリー】栗毛ワンサイドアップ
一人称:わたし 二人称:あなた 主人公称:ハニーくん
・山見麻弥【探知】黒髪ツーサイドアップ
一人称:麻弥 二人称:貴方 主人公称:ハニーさん
・三又茉美【ヒーリング】茶髪サイドテール
一人称:あたし 二人称:あんた 主人公称:育雄
・龍崎早百合24歳 黒髪ロングヘアー
一人称:私 二人称:貴君 主人公称:奥井ハニー育雄
・琴石糸恋【アラクネ】銀髪ロング
一人称:ウチ 二人称:あんた 主人公:ハニーはん
・貴美美方【ヴォルケーノ】黒髪ドリルヘアー
一人称:ワタクシ 二人称:貴方アナタ 主人公:ハニー
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翌日の12月13日木曜日の朝。
選挙委員会が世論調査の結果を発表した。
現在の支持率は、
俺らの青桜党が32パーセント。
現与党の日の丸党が38パーセント。
野党第一党の富士山党が16パーセント。
その他が、合計14パーセントだった。
議席の6割を牛耳る日の丸党が過半数を割り、30パーセント台に落ち込んだことはニュースになり、ネット上を騒がせた。
同時に、今期から結党したばかりの青桜党が野党第一党である富士山党を抜き、事実上の野党第一党に躍り出たことも話題をさらった。
「よしっ、野党第一党の座は頂きね!」
「やっぱり、昨日の討論番組が効いているっすね♪ 日の丸党と富士山党の支持率がごっそりうちに流れ込んでいるっす」
朝ご飯を食べながら茉美がガッツポーズを取ると、詩冴も追従した。
ただ、二人には悪いけれど俺に浮かれるような余裕はなかった。
「それでもまだ、日の丸党が一位なんだな……」
「日本は老害文化だからね。ただ、これはボクの想像以上かな」
俺が渋い声を漏らすと、桐葉も眉間にしわを寄せた。
「昔、四期連続で知事を務めながら何もしない無能がいて、五期目の選挙で対抗馬は無能知事の問題点を論理的に指摘した。若い人はみんな対抗馬に投票したけど、変化を嫌う高齢者がこぞって無能知事に投票して選挙は無能の勝利。当然、そいつは五期目もろくに仕事をしなかった」
「日本のあるあるだな……」
人間は年を取る程に変化を嫌う。
今のままではダメだと分かっていても、成功するかわからない変化よりも緩やかな衰退を選んでしまう。
そして2040年の日本は、国民の三分の一が後期高齢者という超々高齢社会だ。
美稲も、難しい表情を作った。
「それに、支持母体の厚さも想像以上だね。無条件で日の丸党を支持する人たちには何を言っても無駄だよ」
「じゃあどうするのよ?」
茉美の質問に、美稲はちょっと考えた。
「そうね。支持母体を崩すか、支持母体が無意味になるほど投票率を上げるかね」
「後半てどういうこと?」
「わかりやすく有権者が100人いたとして支持母体が10人なら、日の丸党は有権者の1割を牛耳っていることになるでしょ?」
「そうね」
「でも、投票率が30パーセントで、30人しか投票に参加しなかったら、日の丸党は全体の三分の一の票を牛耳ることになるわ」
「あ~なるほどねぇ。ようするに投票率が上がる程、支持母体の影響力が下がるってことね」
美稲は頷いた。
「ええ。でも、日本は超々高齢社会だから、投票率を上げても新たに参加するのは変化を嫌う高齢者が中心だから」
「あんまり意味なし、か」
「でも関係ないんじゃないっすか? だって日の丸党の候補者ってけっこう刑務所送りにしているじゃないっすか?」
「詩冴さんの言う通りなんだけど、それでもまだ結構残っているの」
汚職のイメージがつきまとう政治家だが、小物政治家は小物で政治的パワーがないからこそ、賄賂などを受け取る対象にならなかったりする。
若手議員の多くは、逮捕には至らなかった。
「生き残った候補者が全員通ったら、青桜党が政権を取っても過半数を取れるかわからないわ」
国会はなにごとも多数決で決める。
青桜党が与党になれても、過半数の議席を取らなければ、どんな法案も野党全員に反対されたら通らない。
「過半数に達しない与党なんて何もできない飾りも同然さ。それに早百合さんも言っていただろ? 真理愛の力を乱用するのはよくないって」
桐葉の指摘に、詩冴は口をつぐんでおとなしくなった。
そして真理愛は意外そうに首を傾げた。
「え? いざとなったら全男性議員のお宝フォルダを公開して失脚させようと思っていたのですがダメなのでしょうか?」
「それはやめてさしあげろ」
同じ男として、俺は全力で止めた。
「それは冗談としまして」
――え? 真理愛って冗談とか言うんだ?
「心配しなくても大丈夫です。本日は日の丸党議員のパワハラセクハラ動画を念写し、逮捕に追い込む予定です。候補者そのものがいなければ、投票のしようがありません。早百合大臣が総理になるためなら、私は情け容赦を捨てる所存です」
無表情無感動ながら、瞳の奥には硬い意思が込められていた。
とんだパワーゲームに、俺は流石にちょっと同情した。
「それに、今日から動画作戦も始まりますし」
真理愛の一言に、俺はそういえばと思い出した。
★新作
追放転生貴族とハズレゴーレムの異世界無双――隠し機能がチート過ぎ――え!?ゴーレムが倒した敵の経験値も俺に入るの!?
★テラーノベル連載
社畜人生からの異世界転生無双が暗黒大陸に追放された
も何卒宜しくお願い致します。
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おまけ!
麻弥たんがインフルエンサーだと知り、ハニーもSNSをやってみることにした。
「えーっと、今日からSNS始めました、よろしくおねがいします、と。まぁ俺はみんなと違って美少女じゃないからな。でも一応は日本を救ったんだしみんなの1割でもフォローがつけば…………」
以下、全年齢対象のカクヨムフィルターかかっています。
リア充爆散しろ。
おっぱい星人銀河皇帝。
ハーレム願望が許されるのは中学生までだよね。
このハーレムおっぱい国民がぁ。
貴様がハーレムを解散するまで殴るのをやめない
貴様には地獄すら生ぬるいぜぇ
恨みで人を殺せたら。
ハニーの■■■を根元からちょん切りたい!
一時間後、ベッドの上でハニーは桐葉の膝に顔をうずめながら生まれたてのバンビのように体を震わせていた。
「桐葉、ハニーはどうしたのですか?」
「う~ん、なんかね、外が怖いんだって」
「いやいや、もうお外怖いの。みんな俺をいじめるの」
「大丈夫、ハニーはボクのおっぱいにひきこもればいいよ」
「麻弥が先にひきこもるのです」
麻弥は桐葉の横乳にぽよんと顔をうずめた。




