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久しぶりの全裸系エロハプ 王道だよね

 その日の夜。

 早百合さんは俺らの家で夕食を食べた。

 桐葉たちと仲良く談笑する姿は家族そのもので、なんとも和やかな光景だった。


「ごちそうさま。早百合さん、ボクらこれからみんなでお風呂入るけど、一緒にどうですか?」


「そうしたいのはやまやまだが、着替えを持ってきていない」

「それなら俺のテレポートで送りますよ」

「それは助かる。では5分経ったら、アポートしてくれ」

「わかりました」


 俺は早百合さんを自宅へテレポートした。


「なぁみんな、部屋はあと4部屋余っているし、ひとつは早百合さんの部屋にしないか?」


「つまりギガントバストをハーレム入りさせるんすね♪!」

「あんたメロンだけじゃ飽き足らずとうとうスイカにまで手を出すつもり!」

 詩冴と茉美が逆ベクトルで叫び、舞恋がひとり赤面している。

「ちょっと茉美、ボクのおっぱいだってスイカぐらいあるよ」


 桐葉が豊乳の下で腕を組み、左右から挟んで持ち上げ強調した。


 美稲と舞恋よりもなお大きい、キングサイズならぬクイーンサイズのバストが、たわわに揺れ弾んだ。


「ちちち、ちげーよ! 今後のためにもっていうか早百合さんも家族みたいなもんだし、だから残り3部屋のうちひとつは舞恋が泊まる用の部屋にしてもいいと思っているんだぞ!」


「ふゃっ!?」


「桐葉のおっぱいだけじゃ飽き足らずあんたは!」

「だからそういう意味じゃねぇって! お前はおっぱい基準でしかものごとを考えられないのかこのおっぱい国民!」


「誰がおっぱい国民よ!」


 挙動不審になっている舞恋をバックに背負いながら、茉美はさらに怒りのボルテージを上げていく。


「だってお前、ふだんはえっちなの反対派だけどこの前病院で二人きりの時に――」

「ヒィーリングドロップキィィック!」

「ぎゃああああああ!」


 俺の言葉を遮るように飛び上がった茉美の両足が、俺の胸板を撃ち抜いた。


「え、なになに、ボクがトイレに行っている間に何があったの?」


 床に転がる俺を無視して、桐葉は茉美に取り付き興味津々だ。


 ――桐葉、お前本当に俺のこと好きなのか?


「だ、大丈夫ハニーくん!?」


 駆け寄り心配してくれる舞恋が尊い。

 俺の身を案じてくれるのが、この場で唯一の非嫁ってどういうこと?


「あぁ、大丈夫だよ舞恋ッッッ!?」


 顔を上げて、俺は両目を血走らせながら固めた。


 舞恋がしゃがんだ結果、スカートは大きくめくれて、白いショーツとふとももが丸見えだった。


 膝を折ってお尻を下ろしたポーズは、見方によっては折りたたんだM字開脚のようでもあり、興奮もひとしおだった。


 清純はわわ系巨乳美少女のM字開脚という盛り増しパワーワードを脳内に駆け巡らせながら、ガン見していると、RECの波動を感じた。


「はっ!?」

「ふふふ、ハニー君、そろそろ早百合さんをアポートする時間じゃない?」

怖いくらい素敵な笑顔で、美稲は頭上にRECマークを浮かべていた。

「は、はい!」


 腹ばいに倒れたまま、主人に怯える奴隷のように返事してから俺はアポートを使った。


 刹那。

 俺の目の前というか、頭を持ち上げ見上げた先に、全裸の早百合さんが立っていた。


「「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!!!!!」」


 五十音では表現できない、俺と詩冴の絶叫が木霊した。


 ――SU! SUGOIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIすごすぎるぅうううううううううううううううううううううう!!!!」


 早百合さんは、筆舌尽くしがたいカラダをしていた。


 スイカ程度には収まらない量感たっぷりの爆乳は重力に抗いツンと上向きで、要塞のような南半球の重圧はまさにリーサルウエポン。


 鍛えこまれたウエストは引き締まり、正面から見ても横幅がわかるほどに大きなヒップラインをさらに強調している。


 ふとももは肉付きが良くムッチリとしているのに、脚全体が長いので太っている印象はまるで受けない。


 究極のグラマーとスレンダー。


 その両方の魅力を矛盾することなくおいしいとこ取りした、二次元でしかありえないボディの全てがそこにあった。


 童貞換算で8000人は殺せる裸にオーバーキルされて、下半身に眠る暗黒龍にバフがかかる。(意味不明)


 俺はうつぶせであることを神に感謝しながら赤い水たまりを床に広げ続けた。

 鼻が血で満たされて息ができない。

 茉美が叫ぶ。


「パンツぐらい穿いてください!」

「何故だ? これから風呂に入るのだぞ? というか枝幸詩冴が死にそうだから首を離してやれ。それと貴君らの夫の姿が見えないが、おぉ、なんだそんなところにいたのか? そんなに顔を血まみれにして、一緒に風呂に入るか?」


「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!!」


 脳内に広がる妄想で、鼻から溢れた血が口から出た。


「わぁ、早百合さんおっぱい大きくていいなぁ。待っててねハニー。ボクも大人になったらこれぐらいになる予定だから♪」

「!?」


 桐葉の未来を妄想して、俺の意識がブツンと途切れた。


 ――神よ。慈悲の心があるなら俺を殺してくれ。


★本作はカクヨムでは339話まで先行配信されています。

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