3話
キーンコーンカーンコーン〜キーンコーンカーンコーン
午後の授業、ホームルームが終わって帰り支度をする。
「さあて、帰るかな」
そう呟くとリュックを担いで教室の出口に向かった。今日は所属している合気道の部活も休みの日だからゆっくり出来るな……と独りごちる。
玄関を出て自転車置き場に向かう。家までまあまあの距離がある為自転車通学をしている。
「(今日はゲーセンに寄ってくかな……)」
部活が休みなのを良い事に遊ぶ予定をたて、足を向ける。
自転車をこぐ事約10分、お目当てのゲーセンに着いた。
「(今日は何して遊ぼうか……。 よしっ!)」
射撃アクションゲームに決めた僕はルンルン気分で向かう。
遊ぶ事30分……
「(今日はこれぐらいにすっか……)」
ひと満足した俺は出口に向かう。
「おいこら、兄ちゃん金持ってるかぁ?」
いつの時代の不良のセリフだぁ?という感じの威圧をする2人組の少年と鉢合わせした。
「おめえらにやる金なんかある訳ねえでしょ」
僕はボソッと呟いた。
「はぁ? なんつった、兄ちゃん」
すごんで来る不良A……と、後ずさる周りの方々。
「聞こえなかったすか? あなた方にくれてやる金はねえって言ってんすよ? 耳鼻科に行って診て貰う事おすすめしますよ?」
なんで刺激するんだ?と見て来る周りの方々。
「下手に出てりゃぁ良い気になりやがって!」
魔法具に手をかける不良A。魔法学校の生徒かよ。校外且つ非常時でもなく一般人の魔法使用は認められてなく、罰則対象なんだが、平気なのか?頭に血が上ってそれどころじゃあないみたいだが。
「(ゼロ・フィールド!)」
僕は黙唱する。この領域の中では魔法が無効化される。
「なっ……! 魔法が使えねえ!」