第8話 「メテオという名の流れ星」
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転送してから2日目、街道を目指してひたすら歩く。
途中にランクCモンスター、イエロースネークが出た時は、「氷刃LV3」+「サイクロンLV3」でブツ切りにしてしまった。
胴回りが1m近くあったが瞬殺だった。
これもギルドで買い取ってもらえるのだろうか?
ブツ切りした胴体から、薄黄色の10cm位の丸い石が転がってきた。
これは魔石という奴だな。
「鑑定」すると、
【ランクCモンスター イエロースネークの魔石(大) SP+1.0 レモン味】
と表示された。
恐る恐る齧ってみると少し甘いレモンの味がして美味しかった。
思わず丸ごとカジカジと食べてしまった。
ステータスを確認したら、スキルポイントが1つ上がっていた。
久々の甘味はとても美味しかった。
旅のお供にはちょうど良いかもしれない。
大森林で二泊三日の行軍の後、正午頃にやっと森を抜けることが出来た。
森を抜けると前方に一面の草原が広がっていた。
街道を探すために「浮遊」+「身体強化:視力」で500m上空から周りを見渡すと、北東の方向に街道が見えた。
また、そこからはるか東の方角には、城塞のような建物が見えた。
街道までは約60km、城塞までは直線で約150kmとARで教えてくれた。
「マップ」に、おおよその位置を記入してから、徒歩で街道を目指すことにした。
水は魔法で作れるし、肉はたっぷりとある。
「マップ」は新しい道を補完しつつ、ナビゲーションしてくれるし、徒歩とはいえ、なかなか快適な旅だ。
余りにも手持ちぶたさなので、ホーンラビット1羽を加工して、リュックに縛り付けて干し肉に挑戦した。
出来上がりが楽しみだ。
大森林を抜けて草原になったとは言えホーンラビットは、あいも変わらず襲ってくる。
ホーンラビットの殺気は単純で、とてもわかりやすい。
「サーチ」を切っていても、目を閉じていても、対応出来る。
草原からは、いくつかの香草を手に入れることも出来た。
その中でローズマリーらしき香草を手に入れることが出来たのは幸甚だ。
あとは胡椒があれば最高なのだが。
そろそろ日が暮れてきた。
明日には街道に出るだろう。今日はここで野宿となる。
転生してから3回目の野宿、そろそろ人恋しくなってきた。
誰でもいいから話をしたい。
見える範囲に人の気配はない。
ホーンラビットは沢山いるようだが。
「対物理攻撃軽減LV5」結界と、「対魔法攻撃軽減LV5」結界を張って、今日は寝ることにしよう。
明日になったら誰かに会えるかもしれない。
ちなみに「対物理攻撃無効」結界と「対魔法攻撃無効」結界は、まだグレーアウトのままだ。
いつになったら使えるのだろう?
満点の星空を見ながらウトウトしていたら、突然そこら中から殺気があふれ出てきた。
そして『ヴォーン』と何かの合図のように、狼たちの遠吠えが始まった。
しまった、ついうっかり「サーチ」を切っていたのを忘れていた。
「サーチ」によると周囲1kmの範囲に赤い点が50個以上、しかも全方位から取り囲むようにして近づいて来ている。
結界を張っているから、別に無視でもいいのだけれど。
「鑑定」すると、【ランクDモンスター ムーンウルフ 肉は硬くて不味い】
遠吠えがうるさいし、食べられないなら殲滅でいいかな。
全方向からの包囲攻撃を想定した練習に、ちょうどいいかもしれない。
何かいい魔法がないか探してみる。‥‥。
あった。
「メテオLV3」なら500mの範囲だけに効果があるとヘルプに書いてある。
念のために「対魔法攻撃軽減LV10」結界LVを重ね掛けしておく。
『『『ヴォォオーン』』』
合図なのだろうか?さらに遠吠えが大きくなった。
「サーチ」で確認するとターゲットのムーンウルフはすべて、500m圏内に集まったようだ。
「メテオLV3」魔法を発した
標的目標はこの俺自身だ。
おぉーっ、まるで流星群を間近で見ているようだ。
流れ星のつもりで思わず願い事をしてしまった。
「聖子と再会出来ますように。」
「聖子と再会出来ますように。」
「聖子と再会出来ますように。」
メテオ花火は、小さいものでは1cm位、大きいものでは10cm位の火の玉だった。
LV3にしておいてよかった。
流れ星は10秒程で終わった。
張っていた結界はビクともしていなかった。
転生してから2日目
所持金:金貨9枚、銀貨10枚
⇨ 約100万円