第2話 「フォイアボールを使ってみた」
全面改訂をしています
森の中で考えていた。
聖子はどうなったのだろうか?
せいこを投げ飛ばした道路左側は牧草地だったから、聖子の命に別状はない、と信じたい。
俺は、、、俺は、やっぱり死んだんだよな。
これは俺の大好きなラノベ特有の転移?なのか。
それにしては、お決まりのダ女神やジジイ神が出てこないな。
転移ならば、ラノベを読んでいたから、ある程度物語の進め方、対処方法はわかるぞ。
暇だし、色々試してみよう。
声に出さずに「ここはどこだ?」と、念じてみた。
おおおぉっ。
【ウェーバー王国 魔の大森林】
と目の前に表示された。
凄すぎるぞ異世界のハイテク!。
ふむふむ、次は「ステータス」と念じてみた。
すると突然目の前に半透明のステータスウィンドウが現れた。
表示される項目や数値が多すぎて、理解が追いつかない。
今のところ、大事だと思う項目と数値は
LV:2,002
HP:230,000
MP:410,000
SP:2,002
この4つが重要な数値だと思うが、数値がハンパない。
MP 41万って、FFのラスボスより凄いぞ。
次に「スキル」と念じてスキル一覧を表示させてみた。
項目が200個以上出てきた。
半分はグレーアウトしていて、選択が出来ない。
有効化は、何らかのイベントが必要なのだろう。
続いて「魔法」と念じて魔法一覧を表示させた。
魔法も項目が200個以上ある。
分類はされているが、戦闘中の選択が手間取りそうだ。
魔法は全て白色表示で、皆すぐに使えそうだ。
どうせだ、簡単な魔法を少し試してみることにした。
どの魔法もLV1からLV10まで選ぶことが出来そうだ。
ファイアボールLV1を念じてみると、身体の中を、指先に向かって何かが流れる感じがする。
これが魔力の流れなのだろう。
すると右手の人差し指に1cm位の赤い炎が現れた。
10m先の大木に向かって炎を投げるイメージを思い浮かべてみた。
すると炎はまっすぐに大木に進み、そのまま大木にぶつかって消えた。
大木の炎がぶつかった所が黒く焦げている。
今度はファイアボールLV3を念じてみる。
さっきよりも沢山の魔力の流れが分かる。
掌に10cm位の赤い火の玉が現れた。
「大木に向かって飛べ」
と念じると、物凄いスピードで大木に飛んで行き、大木に大きな穴を開けて突き抜けて行った。
うん、LV10は、きっと当分の間は使わない方がいいな。
ちなみにMPは、それぞれ1と3しか消費していなかった。
燃費良すぎ。
転生してから1日目