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死にたいときに読むテクスト  作者: 美凪ましろ
第四章 それでも死にたくなったら
21/53

『作品』に触れる



 人生ってめぐり合わせなのかな。



 って感じることが、あります。つい昨日。


 日頃はファッション雑誌なんて買わないひとなんですけど。石原さとみが表紙の『MORE』。かわええなあと思ってなかぱらぱら見ると――


 わたしたちの性とセックス特集!


 なにそれ聞いてないそーゆーの年一回のananだけの特権じゃないのお? R18を主食とするわたしとしては見逃せない。さくっと購入。まだ全部読めてないけど……


 石原さとみさんのインタビューが、すごかったです。


 正直、見た目から受ける印象は、ゆるふわ~な感じなんですけど。


 なかなか、硬派で。


 地に足のついた考え方をされる、ひたむきな努力家……素晴らしい人間性が、文書と写真から、伝わりました。


 最近、遠野は、家事がいやでいやで仕方なく。特に日曜と月曜。


 どうしても、したくなくって、現実逃避にベッドでごろりーんすることがあったんですが。寝ているあいだも別になにもしていない。


 ただ、暗い思考に落ちるだけ。まあ疲れが取れる側面もあるにはあるけど効果はいまひとつ。


 なもんで。


 あーゆー前向きなインタビュー記事を読むと。


 奮い立たなきゃな、自分。


 ……と。思います。


 疲れているのは自分だけではない。


 参考例2。本日帰宅後。洗濯機に洗濯物突っ込んで、本当は料理しなきゃならないのにダルくって。寝転がってたら子どもに引っ張られて台所に行きひとまずCDプレーヤーをON。


 あいげだーぷ。うぇなむだーん。


 Oasisの『The Hindu Times』。きらっきらまばゆいリアムの歌声に、本気で癒やされました。……このひとたちも。


 戦っている。


 遠野自身は、積極的にアーティストを追いかけるひとではないんです。そんな時間が取れない。が。


 なんとなく日常を過ごしているうちに、「これぞわたしの救い」と思えるような、なにかに、出会えることが、あります。


 わたしは、それを、大切にしています。


 例えば。「死にたい」と考えているときってのは。


 ものすごく、視野が、狭くなっているんです。自分の目に映る世界だけが『絶対』で。


 その考えが、『絶対』。


 ちょっと視点を変えるだけでも違うのに……。


 自力で視点を変えるのが難しいときにこそ『作品』に触れるんです。


 落ち込んでいるときは、すぅっ、と入っていける映像作品や音楽がベターですね。小説はキツい。


 とか言いながら当作品は『テキスト』ですけども。


 前向きなものでも。一緒に深く落ち込めるものでも。


 そのひとの『型』にあった作品が必ずや、見つかると思います。


 生きてさえいれば。


 失恋や誰かの死とか。何日間も思い悩む事象は別として。


 一日何時間も何日も何日も落ち込んでいるのは……


 個人的には、もったいない。と思いますね……。


 影のあるところには必ずひかりが差します。


 苦しみには必ず終わりが来る。――死というかたちで。では。



 残された最後の瞬間まで、楽しんで行きましょう。



 あなたと同じものの見方をする人間は、誰一人として、いません。


 あなたのいま抱く感情は、唯一無二。


 とっても、大切なものなのです。生きていた証。そんなものは残せなくとも――



 ひととひとは、繋がっています。



 生きてさえいれば、自然に。なので。



 どうか。これを読んだあなたに素晴らしい明日が訪れますように。



 本章は、これで最後。


 最終章で、まとめに入ります。


 *


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