表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

第一話 入学式

第一話 入学式


「はぁ、緊張するよなー入学式とか」

「別にしねーよ、座ってるだけじゃん」

「いや、返事とかもしないと、あと立ったりも」

「いやそういうのは別にさ〜…あっ、お、おい式始まるぞ」−


今日は、待ちに待った高校の入学式。

学校名は、黒船学院くろいん がくいん

一昨年の全国高校サッカーでは4位になって一躍有名になったって聞いた事がある。


あっ紹介遅れました。

俺の名前は、谷川俊平。好きなスポーツはサッカー、小学ん時からやってて中学では県大会までいった事がある。

そして、さっきまで話していた奴は村岡って言って、小学校からいっしょにサッカーをしてきた、俺の親友。


「これから、入学式を始めます」というアナウンスが聞こえて式が始まった。最初はしっかりと話を聞けていたが、後半は緊張のあまり式が終わるまで覚えていない……


−式 終了後−

「ふぅー長かったー」

「俺も疲れたーあんなに長いとは思わんかった」俊平と村岡は式が終わるとすぐに体育館前の廊下にすがりこんだ。式がよっぽど長かったらしい。

そんな2人の前に1人の男が現れ、俯く2人に話しかける。

「よぉ、俊平に村岡、久しぶりじゃねーか」

2人はゆっくりと顔を上げる。

「や、矢野先輩!久しぶりです。おぼえてくれたんですね」


(矢野剛…俺達が中1の時、中3でキャプテンだった。とてもサッカーが上手くて、親しみやすく俺達の憧れだった。)


「当たり前じゃねーか、お前らの事を忘れたことなんて一度もねーぜ。特に去年の一年間はな」

矢野の顔がかすかにこわばった。

「でもどうしたんですか?こんな所まで来て」

村岡が聞くと、矢野が、

「それは…少しお前らに見てほしいもんがあるんだ」

「見てほしいもの?」

「あぁ、だから放課後に俺のクラスに来てほしいんだけど」

「はい、いいですよ。じゃあ放課後にいきますね」

「あぁ、じゃあな」

そうして矢野先輩と別れた。

また、村岡と2人になった。

「矢野先輩が俺達に見せたいもんって何だろ」

村岡がぼそっと言う。

「さぁ〜?あっあれじゃない、サッカー部の練習の様子とか…」

「あぁ〜きっとそうだよ」

俺達は期待しながら放課後までを過ごした。

そして先輩のクラスへと向かった……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ