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好きな人を好きになればよかった  作者: 八千代 優凛
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告白の返事

ほとんどの人がしたことのある「恋」を中学高校を舞台に書いていこうと思っております。

「はは、うち今めっちゃ手震えてる。」

そう呟いて、彼女はスマホの画面をちらちら確認する。

「あぁ・・・怖いな。」

彼女は、ベッドの上でジタバタしながら、メールの返事を待っているのだ。なぜ落ち着きがないのかというと、さきほど思い人に思いをメールで告げたからだ。自分に気が無いことなど承知の沙汰で告げた彼への告白の返事は彼女にはすでに予想できていた。だが、もしかしたらという少しの希望にかけていた彼女は、彼からの返事が待ち遠しくもあり怖くもあった。

ピロン

彼からの返事が届く

すると彼女は、ベッドの隅にスマホを掘り投げた。

今すぐ返事を見たい気持ちはあるが、答えはほとんどわかっていて傷つく心の準備が必要だったからだ。

「よし。」

そう言って決心した彼女は、スマホを取りに起き上がる。恐る恐るスマホに近づき手に取った。スマホを持つ彼女の手は震えている。バイブレーションのせいではなく緊張のせいでだ。そして、すぐに電源を付けず暗い画面を少しのぞき込んだ。ゆっくりと電源ボタンを押す。画面にはメールが届いたことを知らせる通知が表示されている。

その通知に触れメールのアプリを開く。

そこには2通のメールが届いていた。どちらも彼からのメールで、1通目のメールを確認しようと画面に触れる。だが、画面に触れすぐに彼女は目を閉じた。振られるそう覚悟しても怖いものは怖いのだった。

「うぉー・・・」

うなりながら目を開けるとそこには、

「ごめんな、嬉しいけど俺他に好きな子がおるから。」

そう書いてあった。

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