リアル 不穏な練習試合(前)
多忙の為、更新遅れ・文字数が減っております。しばらく続くかもしれません。
今日もいつもどおりの時間に携帯のアラームで起きる。違うのは夢で熊とイチャイチャした事だろうか。今までポ○モンシリーズや他のケモノ系のキャラ等で好みのはいたけれど、夢でイチャイチャすることは無かった。
(それほどまでにVRMMOがリアルに近くて、本物の動物っぽく見えたってことだよなぁ)
今日は10時から練習試合で昼からは部活だ。今日もジョギング・食堂朝食を経て部室に入る。室中は昨日と同じ光景になっており、僕もあいさつ後みんなを背にして着替える。数分後部長が入ってきた。今日も遅めである。今日は隈はできていないが、本当に何があったのだろう?
(そういえば部長って熊に似ているかも。熊は4足歩行だったので腹は分からないが、毛を生やしたら案外・・・)
と、思考がぶれていると副部長が来た。「部長、おはようございます!今日の試合、絶対に勝ちましょう」と嬉しそうに話しかけている。昨日の事もあり、どうやらわざと遅れてき来たらしい。着替えが終わったのでフィールドに出る。
フィールドでは準備が終わった1年と、走りこみをしている小野君がいた。此方に気づいて走りよってくる。
「おっはー。もう試合が待ちきれなくて走りこみしちゃったよ」
小野君は走るのが速いし、走ること自体も好きなようだ。試合に温存しておいた方がいいと思うけど。
その後みんなと監督が集まり、「今日の試合、大差で勝てよ!」と監督がいつものように具体的な指示も無く投げやりな言葉を叫ぶ。前の監督は相手のデータを言ってくれていたんだけど。
それからストレッチと基礎練していると、試合相手の方々が来られた。今日の相手は社会人クラブだ。県内での強さは中の下で去年の地区予選では2回戦で此方が圧勝している。社会人クラブの中でも30~40代とかなりの高齢チームで、体力・力より技・戦略で戦ってくる。両チームのあいさつが終わり、10時までそれぞれで練習をしてから試合に挑む。
10時になり1軍がフィールドに並ぶ。僕・小野君・部長・副部長も1軍だ。あいさつ後相手からのボールとなる。現監督後、ほとんど試合を経験していないという不安な試合が始まる。