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春夏秋冬  作者: クロ&シロ
4/5

第四話

龍名 春の朝はとても遅い

起きるとパンをトースターにセットし着替え始める

着替えが終わると歯磨きと顔を洗う

そのあと、バックに菓子を最低3つは入れておく春にとってはこれがとても重要だ

そしてパンをくわえて学校までダッシュ...

「あれ?コスケは?」

いつもなら着替えのところで春のベッドから眠そうに起きて来るはずなのだが、今日は起きてきてない

「まぁアイツもたまには一人で寝たい時もあるだろう」

俺は廊下に出て見たのは陽太郎(凄く怯えてる姿)だった

「おいっ何がどうしてこんなところで震えてんだよんだよ」

「お、おう春いいところにきたな(震え声)」

開いたままのドアに怯えてる陽太郎、大体想像がつく

「お前が何に怯えてるのか、当ててやろうか...」

そう言うと陽太郎の部屋からコスケが飛び出してきて俺にすりよってきた

やっぱり

「お前はいい加減コスケに慣れろよ」

陽太郎は首を横におもいっきり振って

「無理、無理絶対に無理だから!」

そんなに嫌か?と言いながらコスケを持ち上げて雨田に近づけると

「ギャーーーーー!!」

と悲鳴を上げながら階段をかけ下りて行った

「アイツはなにが原因で動物嫌いになったのか知りたいな...」

クゥ~ンとコスケが俺の意見に賛成するかのように鳴いた





結局、陽太郎が先に学校に行ってしまったので一人で走って登校した

いつも通り、時間ギリギリに教室に入り席に着く

もうここに来て1ヶ月経つ、かなりこの学校(島)に馴染んできていると思うだけど...

「退屈だ~ なぁ 雨田」

「何だ?」

俺が今日の時間割のことを聞くと雨田はニヤッと笑いこちらに向き直り

「一年と合同授業なんだよ!」

と言ったあと、またニヤニヤした顔になった

俺は コイツついに逝っちまったな と真面目に思った

だって急にニヤニヤし始めるんだよ!

キモいだろ!

ということで

「秋、合同授業ってなにやんだ?」

俺のダチは今とてもとても気持ち悪いので隣の秋に説明を求めた

「うーんと 一年生と私たちで魔法の手合わせをするの」

「へぇ~ でコイツが気持ち悪くなったのとなんの関係が?」

「カッコいいとこ見せて後輩にちやほやされたいんじゃないんですか?」

「なるほどね」

「ちなみに、魔法を教えたりもするよ」

マジか...



俺はため息をつきながら課外授業をしたあの場所にクラスごとに集合した

その中で俺は一人でいつもの菓子を食べていた

なぜ、菓子を食べていても怒られないかと言うと俺の魔法は菓子がないと出来ない

つまり、俺の持っているこの菓子は一種の魔具(魔力を込められた道具)のような扱いになっているらしい

普通の菓子なんだけどな~

なんて考えていると隣のクラスの先生が大きな声で話を始めた

どうやらこの先生が仕切るらしい

「この合同授業では2年と1年がペアになって2年が魔法を教える という流れでやる! 少し人数の関係で2人だけ1年を2人教える事になるがそれは 成績・実力のそれぞれ優秀な御園と龍名にやってもらうからな!」

「え、えぇ~!!」

くそっ!俺はただでさえこの合同授業が面倒なのに2人も相手にするなんて冗談じゃない!

俺はその場で手を挙げた

「はーい、その提案は却下でお願いしまーす」

そしたら、雨田が

「僕は先生の案がいいと思いまーす」

「そうだよな、俺の案がいいよな!」

えっ?マジですか!?

「じゃあ、それぞれこちらでペアを決めてあるからそれぞれのクラスの担任にペアを聞いて行動してくれ! それでは解散!!」

みんながその場から離れて担任のところに行っている

「おいっ!春 行くぞ」

俺は雨田の肩を持ち

聞くだけで身体中に鳥肌が立ちそうなほど怖い声で

「おい、お前はここで肉塊になりたいのか?」

雨田は 冗談だよな と言おうとしたがコイツならやりかねない

「わ、わかった、あとで菓子何個か買ってやるから...な?」

それを聞いた瞬間に雨田の肩からてを離して目を光らせて

「マジか!?」

「え?」

「いや、だから本当に買ってくれんのか!」

コイツ菓子でいいのかよ!

「お、おう あとで買ってやるぞ!」

「なら許してやる」

本当に菓子なんかでいいのかよ!なんか春の基準間違ってないか

などと雨田は考えていた

「いや、実はそろそろ菓子を買う金に困ってたんだよ」

そういうことか...

「で、雨田のペアは誰なんだよ」

「まだ確認してなかった 可愛い女の子だといいな~」

そう言い残して担任のところに走っていった...が 先生にペアを教えてもらったのか肩を落としている

あいつのペアは男か あんなに楽しみにしてたのに...哀れなやつだな

「さて、俺のペアでも探そうか...」

「もう、いますよ」

「先輩やっと見つけました」

後ろを向くと

2人の男女が立っていた

一方は黒髪で紺青色の瞳を持ったプローフレームの眼鏡を掛けている真面目そうな男子

もう一方の女子は肩までありそうなオレンジ色の髪をポニーテールにまとめている活気のありそうな女子

「何で俺を知ってるんだ?」

ポニーテールの女子は尊敬する人を見るような眼差しで若草色の眼をこちらに向けて

「それは、あのオーガを倒した人ですよ!?」

「何でお前が知って...」

俺は驚いたが少し考えてみた

「あの時の視線はお前だったのか」

「正解です!先輩!」

「私は1年の夏目(なつめ) 蜜柑(みかん)です」

「同じく冬島(ふゆじま) (まこと) よろしくです」

「俺は龍名 春だ呼ぶときは 春 で頼む」

「で魔法教えるだっけ? 申し訳ないが俺の魔法これしかないから何も教えられない」

俺はいつもの菓子を剣に変えて見せた

「けどアドバイスは出来るから、お前らの魔法と戦い方を見せてもらうぞ」

夏目にはわからないようで首をかしげている

そんな蜜柑のために冬島が言った

「つまり、先輩と戦えばいいんですね?」

「話が早くて助かる お前らが俺相手にどれだけやれるか見せてくれ!」

お久しぶりです。クロです

今回投稿が遅れて申し訳ありません

今度からはもっと早いペースで投稿していくつもりですのでこれからもよろしくお願いいたします。


Byクロ

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