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春夏秋冬  作者: クロ&シロ
1/5

第一話


俺のいる世界はこの世界と似ている

だけど、決して同じではない

違うのは、たった1つ

魔法

それが ある ない

それだけだ、けどたった1つ

その1つだけの違い、なのにその違いは大きい

そんな世界の大きく小さい物語である



この世界には学校が二種類ある。

まず、一般の学校

これは、何の変わりもないごくごく普通の学校だ

そんなことはどうでもいい。

言いたいことは、これから俺が編入する学校のことで 「魔法専門学校」 これが紹介したい学校である。名前から想像がつくように魔法の専門学校である

俺はこれからこの種類の学校に通う。

けど...

この編入が良いものだったのか自分でもわからない





陸から離れてどのくらい経っただろう?

4時間?

(いや、もっと経っているだろう)

「お~い」

船員が呼んでいる。

多分着いたのだろう

春はベッドから名残惜しそうに離れ。

テーブルの上にあるスクールバックを持って。

新しい生活の舞台へ向かった。

外へ出て春は驚きと共に自分の目を疑った。

「学校が大きいとは、聞いていたが...」

見えたのは桜色に染まっていた島(学校?)だ。

「本当にデカイな」

島がまるごと学校になっている。

中心に高層ビルが建っていて見たところ他にもいくつか大きい建物が建っている。

(すごいな...)

「おいっ」

「何ですか?」

さっき乗っていた船の船員だろう

(怖そう...)

「この門をくぐってしばらくしたところに男子寮があるからそこへ行ってみろ、多分お前さんの荷物が届いてるはずだ」

この人は見た目によらずかなり親切な人らしい。

「ここの道を真っ直ぐですね。ありがとうございます」

と丁寧にお礼をして言われた通りに歩いた。

それから6~7分歩いたら寮が見つかった。

玄関に俺の荷物が届いている。

ドアは自動ドアだった。

もう、あまり驚かない。

広い玄関ロビーに入って始めに目に入ったのはカウンターのお姉さんだった。

「あなたが編入生ですね。」

「はい、今日から編入する龍名(たつめい) (はる)です」

「初めまして、私はこの男子寮の管理人です。じゃあ、春君のお部屋は二階の05号室ね、行けば番号が書いてあるからわかると思うよ」

「あ、はい....」

(あれ?今、誰かいたような...)

「どうしたの?」

「いえ 何でもないです。」

(気のせいか)

広い玄関をあとにして階段を登った。

(えぇと 05室だよな)

春は目の前のドアを開けるとき期待だけでなく不安も心に溢れてきた。

部屋はかなり広い26畳くらいだった。


部屋の整理を終えたときにはもう9時をまわっていた。

春は部屋の整理でくたくたになったので電気を切ってベッドにダイブした。

(明日から学校だ...)

そんなこと思いながら寝ようとした。


その時!

「ガチャ!」

「っ!」

「誰だ!」

そんなことを言いながら電気をつけた。

「あっ」

軽く癖毛がある男子が驚きの顔でこちらを見返している

「あのどちら様?」

「え、えーと 04号室の雨田(あめだ) 陽太郎(ようたろう)...です 2年」

雨田という生徒は生徒手帳を見せてきた。

「雨なのに太陽の陽って ハハハハハハハハ!!」

「笑うな! 俺も結構気にしてるんだから!」

「ゴメン、あっ俺は龍名 春 2年だ。 今日から編入になった、よろしく」

「えっ、ってことは期待の編入生って」

「そんな噂になってんのか...」

(俺の学校生活のスタートは面倒になりそうだな)

「まぁ いいや!、なんと! この階は俺とお前だけだ!」

「へぇ~」

「何か相談があったら俺に言え。話聞いてやるから」

「んじゃ。 早速相談しよう」

「おっ 早いな、なんだなんだ?」

「今すぐに寝たいので。今、俺の部屋に無断侵入した男を追い出すにはどうしたらいいんだ?」

「それはお前殴り飛ばしてだな...って俺のことじゃねーか!」

「自覚があってなによりだ それじゃ~俺の相談相手が殴り飛ばせ!というのでわかるよね♪」

俺は拳を自分の胸の前に作ってみせた。

「そ、それじゃあ 明日な」

雨田は逃げる様にして部屋をあとにした。

俺は、また電気を消して、倒れこむ様にして寝た。


次の朝

俺は学校内のコンビニで弁当を買って食べた。そのあと、新しい学校へ向かった。

「おーい 龍名ぁ~」

いつこんなに仲良くなった?と思うくらいの気楽さで呼ばれた。

「なんか用か?」

「いや 特に用はないけどさ。 なんか同じクラスになる夢みたから同じクラスになるのかな~と思って」

「安心しろ、夢だ。100%ないから同じクラスになるなんて」

「100はないだろせめて1%はあるだろ!」

「じゃあ、そうしておこう」

などと言うどうでもいい会話をしながら学校にいった」




秋はいつも通り朝のチャイムでAクラスの窓側の一番後ろの席に座った。

ここまではいつも通りだった、違うのは隣に編入生の席が作られていたことだ。

(誰が来るのかな?荒っぽい人じゃないといいな。)

などということを神に祈った。

「ガラガラ」

先生が入ってきた。

「ほらっ ホームルーム始めるぞ!」

と遊んでいた男子を先生が怒り席に座らせた。

「じゃあ~早速編入生を紹介しようか」

いつもお決まりの生徒の

「おぉ~♪」

と言う声だ。

「ガラガラ」

編入生が入ってきた。

その時、上がった声は二種類の声

男子の残念がる声

女子の黄色い声である

私はとても安堵した、見たところからとても優しそうな雰囲気だからだ。

「え、えーと 龍名 春です。 よろしくお願いします」

「はいっ ありがとー」

「えーと 龍名君の席は御園の隣だ」

龍名という男子はこっちに来て反対隣の雨田君に話しかけられている。

そして、隣に座った。

「よろしくな」

私は完全に安堵した。

「うん、私の名前は御園(みその) (あき) よろしく。」

その一言だけ言ってホームルームが終わった。




春は今日、ついていなかった。

1/100に当たってしまったからだ。

自己紹介は上手く出来た、と思う。

だけど、隣の女の子を見てビックリした。

可愛い顔立ちで白銀の髪と夕日を思わせる澄みきった瞳がきれいだった。

「ねぇねぇ」

その声ではっと我にかえり

「なんだ?」

振り向くとクラスの女子が大勢集まって...

「龍名君って何が好き?」

「どんな人がタイプ?」

「趣味は?」

などと転校生などか受ける恒例の質問攻めに合う。

俺はどれから答えればいいか分からなくなり頭の中がオーバーヒート寸前である。

...とそこへ

「おいっ!」

クラスの男子に呼ばれ質問攻めから抜け出せた...と思ったが甘かった。

このクラスの番長的な存在なのだろう

俺に詰めよってくる。

こんなにヤバい状況なのに俺は

(これこいつが女だっら勘違いされるんだろうな)

などと場違いな考えをしていて話を聞いてなかった。

その時誰かが間に入った。




龍名が男子に絡まれているとき私は細長いチョコがかかったスナック菓子を食べながら考えていた。

(どうしようかな、止めに入ろうかな?)

と思っていたら秋の悪いクセが出てしまった。

なんと龍名と番長の間に入ってしまったのである。

「なんだテメエ~?」

とても図太い声の次に可愛らしい声が続いた。

「こ、この人をいじめてはダメです!」

「うるせ!とっとそこどけ!」

ついに、番長が殴る体制になり

(あっ なぐられる!)

と思い目をつぶった。


が...殴られるより先に声が聞こえた

「この菓子、一本貰うぞ。」

(えっ!)

ドーン!

という衝撃音が響いた。

目を開くとそこには、剣を持った龍名君が立っていた。

辺りを見ると机と番長たちが壁にぶち当たっている。

何が起こったか理解するのに時間がか掛かった。

少しすると番長たちが起き上がってきて言った。

「調子に乗ってんじゃねーぞ!今この場で決闘だ!」

「ほう、いい考えだな やろう。」

「オラァァァ」

番長が突っ込んだが

龍名君が体制を低くして番長の魔法を使ったパンチをかわし

番長の背に回りこみ

そこで剣を振り切った。

案の定、番長は吹っ飛ばされた。

そして、龍名君を見たら

剣が菓子に変わったのである。

(ってことはあのスナック菓子は...)

「すまないな、俺は菓子みたいに甘くないんだ」

と言い捨て持っていたそれを食べた。

「あっ、それ私の...」


春は食べかけの菓子を見た。

「あっ、」

はじめましてですね。生まれてはじめて書いた作品なので、上手く書けたかな?という感じです。

この春夏秋冬のキャラはかなり自分たちの好みになっています。第二話は5月中に出せたらいいなと思います。

最後に読んで頂きありがとうございます。

By クロ


どうもはじめましてクロのパートナーのシロです。

まぁ自分は直接書かないんですけど基本二人で活動しています。魔法とかのアイデアは俺のです。

これからもどんどん面白くしていきますので、

これからもよろしくお願い致します。

By シロ

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