逃げ込んだ先には......?
逃げ込んだ部室にめっちゃ綺麗な人いる………
同級生か?同級生であってくれ。頼む。
「あ、こんにちは〜。〇〇くんですか?」
「はい、そうっす」
あ、これ多分先輩だな。悲しいことにめっちゃ大人の余裕感じられるし高学年だ。
「私は1年情報のKです。よろしくお願いします。」
!?
「Hくんからよく話聞いてたんですよね〜。小学生の時の友達がここ来るって、しかも情報だーって。まさか同じ部活とは、ね?」
ヤバい惚れる。部活だと最近惚れてばっかだな。
そう思うくらい、異次元の可愛さ持ってる。
「そうっすけど………Hと知り合いですか?」
これで彼女とかいったらHお前、骨の髄まで恨んでやるからな。
「中学校同じだったんですよ〜。」
あーもう声まで可愛いとか反則。頭働かなくなるって。
しかし僕は(煩悩に負けないように)必死に頭を回転させ、どうにかして思い出すことに成功した。
「あ、C中のトップか。」
そうだ。Hにめっちゃ言われてた。Kさん頭良すぎるって。いつも学年1位って。朝読書で万葉集読んでるって(頭いいエピなんだろうけど、うーん、この…)
「えー、そんなことないですよ〜。」
謙遜してる割には自信ありげな顔だな。でも可愛いから許す。
そこから打ち解けるまでは一瞬だった。
生まれて初めて、運命(どうでもいいがこの漢字でディスティニーって歌ったsumikaは神。ぜひFamilia聴いてね)感じたし、
何より初めてHに心から感謝した瞬間だった。
お読みいただき、ありがとうございます!
もうこの日から2ヶ月以上経ってますが、未だに何気ない仕草で「可愛い」と思ってしまいますね。これは恋とは呼ばねえ。推しだ推し。
次話は授業についての話にしようかな〜と思っております!お楽しみに!