遭難者
あ〜めんどくせぇな。この世界終わんねぇかな。俺はいつもそう思っていた。
32歳引きこもりニート。生きていても価値のないような人間だ。
そんな気分を変えようと、登山をすることに決めた。
山に着いた。人は少ないから、俺みたいな引きこもりにはちょうどいいか。そして俺は山を登り始めた
それから1時間ほど歩いたのだが、山頂にたどりつかない。この山の標高は100mと低いのだが、辿り着かない。俺は怖くなって、急いで山を降りた。登ってきたのは上り坂だったので、普通下り坂になるはずだが、なぜか上り坂になっていた。
気付いた時にはもう遅かった。さっきまでいた人がいなくなっている。これが遭難てヤツ?でも普通の遭難じゃないよな。だって行った道を帰るだけで普通遭難しないよな。これはおかしいよな・・・!?
そこで俺の意識は途切れた。
意識が戻った時、俺の腹にはナイフが刺さっていた。なんというか・・・ナイフっていうより杖っぽいな。
てか今はそれどころじゃない。俺、死ぬよな?そんな時、誰かが声をかけてきた。ヤベェ、意識が薄くなってきた。なんて言ってるんだ?
いき・・なら・・い?そう聞こえたけど、意味がさっぱりわからん。とりあえずなんでもいいから俺を助けてくれ!!俺は喉から振り絞った声で叫んだ。
あれ・・・俺、そんな生きたかったっけ。死んでもいいって思ってたぐらいだよな。心の奥では、もっと楽しく人生を送りたいという願いがあったのか?そう考えていくうち、どんどん意識が薄れていく。俺はこのまま死ぬんだな。そう思いながら、俺の意識は渦の中に吸い込まれてゆく。
♢♦︎♢♦︎♢
俺はただただ地面が広がる場所にいた。ここが死後の世界か。なんか想像してたんと違うな。それはいいとしてだ。なんか俺の手が勝手に動くんだが!?・・・そして俺の手を見ると、俺の腹に刺さっていたナイフみたいな杖みたいな奴が暴れていた。そうか。これは動くナイフみたいな杖なんだな・・・・・
ふぁ!?寝ぼけてんのか俺、物が勝手に動くとか漫画でしか知らんわ。
「何してんの〜」
あ〜、はいはいはいはい。もう分かった。死後の世界ってただのものにも意思が宿るんだな。とんでもねえところに来てしまった。
「杖がなんで動いたり、喋ったりするんだ?」
俺は我慢ができなくなり、質問した。
「転生する前に説明しただろ〜」
今聞き捨てならんこと言ったな。
転生ってなんだよ。ここは異世界ってことか?
「おいおい、じゃあココって異世界なのか?」
「だからそう説明しただろ。hontoに〜」
いや。だから俺は何も説明受けてねぇって。あったとしたら・・・あの意識がやばかった時か?誰か喋りかけてきた気がしたけど、それだったのかもしれない。
「いや、俺意識がはっきりしていなくて、何も覚えてねぇんだよ。もう一度説明してくれないか?」
そして、そのナイフみたいな杖みたいなやつから説明を受けた。
簡単に言うと、まだ生きたければ何もない異世界に転生するぞと言っていたらしい。俺は説明をしっかりと聞いていなく、助けてくれと言ったからここに来たらしい。
てか俺の体なんか変になってないか?動かしにくいんだが。そう思ってると、あれが答えてくれた。
「ああ、転生するときに、骨の形と関節が変わったみたいだ。ほら、外見があの時と変わってるじゃねぇか」
今、めっちゃ重要なこと言ったくね?形が変わったみたいな、そんなこと言ってたよな!?
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疲れたのでこれで終わります。来週は、この世界について触れようと思います。




