古井戸
「教会に行くていったて、まず、この神都を抜け出さないと・・・・オレと爺さんは脱獄囚なんだよな・・・・」
ディアが何気なくつぶやくと、ランドとリウが驚いてディアに詰め寄った!
「お前いった何したんだ! だめだぞ犯罪は!」
空気を読まないランドがディアの肩を強くつかんで涙ながらに訴えた。
「今は話が長くなるから、あとでな! それより、どうやって、ここを出るかだな!」
またディアが一人考え込むように呟くと、レフティが元気よく答えてくれた。
「それは、このサクゾがいれば大丈夫だよ!」
レフティは、サクゾにウインクして合図した!
「ま、まぁでれないことはないけどな・・・・やっぱりあそこ使うことになるよな・・・・」
サクゾは腕組みしながら、胸を張った。
5人は夜も深くなってから、街に繰り出した。先頭はサクゾだ! サクゾは迷うことなく裏路地をどんどんと進んでいった。
「爺さんいったい、どこ向かってるんだ?」
ディアが尋ねると、サクゾは急に止まった。
サクゾの後ろにいた4人は、突然サクゾが止まったので驚いてぶつかってしまった。
「ここだ! それから爺さん言うな・・・・」
サクゾが止まったのは古井戸の前だった。
「まさか、べたに古い枯れ井戸の底に通路がって?」
リウはそういって、古井戸の上に置かれていた、木製のふたを開けた!
「えっ・・・・!」
リウは絶句した。古井戸は枯れるどころから水が満載であった。しかもとても飲めるような井戸ではなくヘドロのようなものが大量に水面を覆っていた。
「ウエッ!」
ランドとディアをそれを見て、吐きそうになった。
「おい爺、こんなところに飛び込めっていうんじゃないだろうな!」
リウはあまりの光景にきれてしまっていた。
「そうじゃ、ほれ!」
サクゾはきれて突っかかってきたリウを井戸に突き飛ばした!
「キャーツ!」
リウはヘドロの井戸に落ちた。
「お、おい・・・・あいつ浮いてこないぞ!」
ランドが、全く水面に顔を出さないリウを心配してパニックになった。
「おい、くそ爺、なんてことしやがる!」
ランドもサクゾに詰め寄った!
「そんなに心配なら、お前が助けに行け! ほれ!」
サクゾは今度はランドを井戸に突き落とした!
「ちょ、ちょっと爺さん、これはシャレにならない・・・・」
今の一連の流れを見ていたディアは一歩引いて、サクゾに話しかけた。
「じゃあ、次はだれが行く?」
サクゾは何事もなかったように、2人に尋ねた!
「じゃあ、私が!」
レフティはあっさり、井戸に飛び込んでしまった!
「ええええっ!」
ディアは大声をあげた。
「ほれ、お前はいかんのか?」
ディアは水面を何度も確認して、ヘドロの中に飛び込む勇気がわかなかった。
「じゃあ、先行くぞ」
サクゾもあっさりと飛び込んで、とうとうディアは一人取り残されてしまった。




