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ニューワールド 悪魔神になったら世界が滅んだ  作者: 輝山
それぞれの歩み
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悪魔の戦い

 メイスンとワクの戦いの後、ワクは男爵領と子爵領を数百の眷属の悪魔達を従えて支配した。

 やがて悪魔神城をとりあえずまとめ上げたガンバが、悪魔神が消息を絶った地である男爵領に攻めてきて、ガンバ軍とワク軍の戦いになった。

 ワク軍は健闘したが、上級悪魔を多数従えるガンバ軍には敵わず、少数の部下とともに配送して消息を絶った。

 ワクの敗走後の男爵領、子爵領はガンバが治めることになり、悪魔神城が鎮座する山々と男爵領、子爵領は悪魔が治める地となり、のちに魔界の地と呼ばれるようになった。

 ガンバは、世界征服を主張したが、まだまだ悪魔界の対抗勢力の力も強く悪魔軍はそれ以上、他の地域に侵攻することなく、ガンバは悪魔神城の主として君臨することになった。


 男爵領から馬車で逃走したディアは子爵領も抜けて隣国に入っていた。そこは魔王の支配する魔王国であった。

 魔王国の多くの住民は魔族であるが、魔物のような存在ではなく、魔力が人族よりも強い人間である。魔力が人体に与える影響により、頭部から角が生えたり、口から牙が生えたり、背中から翼が生えたりするものも少なくないが、ほぼ人族と変わりはなかった。

 性格は通常の人族に比べ多少荒いものが多く、魔力が強いため魔法が得意な種族であった。また腕力も、その魔力吸収力により、通常の人族に比べれば強いものが多いが、突出したものではなかった。

 魔王はそんな魔族を束ねる王という存在であり、魔王自身、人間である。

 魔族が他の人族に比べ、劣る点は、その繁殖力である。魔力を多量に吸収するため、通常の人間よりは寿命が長く、200歳程度まで生きるものが出る一方、子宝にはなかなか恵まれなかった。

 そのため、絶対的な人口が少なく、世界に多くの人族の国があるが魔族は魔王国一国のみであった。

 魔王国の住民は半数以上が魔族であるが、残り半数は通常の人族や、亜人が普通に生活しており、人族と魔族が絶妙なバランスで共存していた。

 魔王国と他の人族の国の間には、お互いの差別意識や、自らと違うものへの嫌悪感から常に小競り合いが起こっていたが、大きな戦をするような事態には至っていなかった。


「魔王様! 魔界の地と我らの国の国境警備軍の砦が完成いたしました」

 悪魔達が魔王国を含む人間の国に侵攻することはなかったが、その恐怖心から国境を接する国は、どの国も砦や城を国境付近で建設し警戒していた。


「そうか、ご苦労!」

 魔王はその統治がちょうど100年を迎えていた。魔王としては平凡な能力であったが、魔族の中で温厚な性格で彼のおかげで長年人族の国と大きな戦が起こらず、魔王国も長年の平和で繁栄を謳歌していた。

「このような事態に至っては、他の人族の国と、争いなど起こすことなく連携し警戒を怠らぬように! 特に隣国である王国とは改めて平和協定を結ばねばな!」

 子爵領、男爵領が存在していた隣国であるトーケン王国はアストラ王が統治していたが、魔王とは違い、長年他国攻め入っては、領土を拡大している覇王であった。


 ディアは、魔王国に向かう馬車の御者台の上で、考えていた。今後一人で生活するためには、仕事を探さないといけないと・・・・

「そういえば、一緒に子爵領に来てたのは、冒険者と、木こりと猟師だったな!」

 ディアは実際に自分が仕事についてみた時のことを想像した!

「冒険者か・・・・ないな・・・・もっとのんびりしたいからな・・・・木こりか・・・・よし、木こりになろう!」


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