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 ワクのオーラ―が明らかに変わった。

「なんだと・・・・」

 メイスンはワクがこれまで本気ではなかったことに、驚愕した! それと同時に自らではワクに勝てないことも・・・・

「だが、奴はおそらく、また私の心臓を奪いに来るはずだ! その時が奴を倒すチャンス!」

 メイスンは精神を集中して、ハルバードを構えた!


「ふんっ」

 ワクは軽く舌打ちをして、メイスンを睨みつけた。その次の瞬間、ワクの姿はいまだ動きを見せてなかったが、わずかに陽炎の様に揺らめいた!


「!」

 メイスンはその瞬間を見逃さなかった!ワクが背後に移動したことを察知したメイスンは振り向きざまにハルバードを振り降ろした。確かにそこにはワクの姿があった!


「ほお、気づいたか! さすがだな!」

 ワクもメイスンの体めがけて手とうを繰り出した!

「ザシュッ!」

 早かったのは、わずかにワクの方であった。ワクはそのまま、メイスンの体の中で心臓を鷲掴みにして、握りつぶした!

「終わったな!」

 ワクは軽く目を閉じて、ゆっくりとメイスンの体から手とうを抜こうとした。


「まだだ!」

 2つ目の心臓まで握りつぶされたメイスンであったが、意に介さず、ワクの首筋に巨大なハルバードを振り降ろした!


「何っ!」

 ワクは目を見開いて、メイスンを睨みつけた! しかし油断していたこともあり、メイスンの攻撃は見事ワクの首筋をととらえた!


「ガンッ!」

 メイスンのハルバードは確かにワクの首筋に命中したが、首を切り落とすどころか、その攻撃は弾かれてしまった!


「なっ、馬鹿な・・・・なぜこれほどまでの差が・・・・いくら悪魔王シャーリーの眷属だといえど・・・・」

 メイスンは自身の全力の攻撃がワクに全く通用しなかったことが、信じられなかった。


「今の攻撃はヒヤッとしたぞ! しかし、それだけだな! それにお前心臓3つ、いや鼓動の音からすると4つあるか・・・・だがばれてしまえば、何の意味もないな!」

 ワクはゆっくりとメイスンの方に足を踏み出した。

 メイスンは無意識のうちに後退していた。

 またも、ワクの姿が陽炎の様に揺らめいた! メイスンは防御態勢をとった・・・・しかし・・・・

「グシャッ」

 メイスンの頭部はワクの手とうの攻撃により吹き飛んだ!

「心臓がいくつあっても、頭部は1つだったか!」

 頭部を失ったメイスンの体は床に倒れ伏した。


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