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突入

「あんたたち必死に逃げようとしているみたいだけど、正直あんたたちの命なんてどうでもいいんだよね!」

 少女にとっては、冒険者の命に興味はなかった。彼女はワクが生み出した怠惰の悪魔である。

「ただね、必死で逃げようとしてるから、なんか意地悪してやろうかなって思ってるかな!」


「それって、結局逃がしてくれないってことじゃない!」

 女冒険者が少女を睨みながら、リーダーの体を心配していた。


「これでも喰らえ!」

 男の冒険者が、いざという時のためにアイテムショップで購入しておいた、ホーリーライトを少女に投げつけた!

 聖なる光が部屋中に降り注いだ!

「今の内だ! 急げ!」

 冒険者たちは民家を飛び出した! 外にいた首なしたちが、冒険者たちに向かってきたが、剣と槍で首なしたちをかわして必死で駆け出した!

「ホーリーライトは目くらましの効果しかないから、そんなにもたないぞ! とにかく走れ!」


「人間どもが!」

 民家にいた少女の目は真っ赤に光、彼女は怒りに震えた。彼女の顔の半分は、焼けただれている。どうやら冒険者の投げつけたホーリーライトは、彼が思っている以上の効果があったようだ!


メイスンとガスツーンは、真っすぐに男爵屋敷に向かっていた。男爵屋敷に向かう途中にも2人に何体もの首なしが襲っていたが、メイスンはどこからか巨大なハルバードを取り出し、向かってくる首なしたちを薙ぎ払っていた。


「メイスン殿! こんな強い人にあったのは初めてです!」

 メイスンの後をついてきたガスツーンは、その強さに驚きながらも、彼女がいたら、何とかなりそうだと感じていた。

「メイスン殿、正面から堂々と突っ込むのはきけんではありませんか? 先ほどもお話ししたように、皆さんにはあくまで調査業務をお願いしようと思っております・・・・」


「心配する必要はない! どんな悪魔がいようと、私がいれば問題ない!」

 メイスンはガスツーンの事を足出まいと思いながらも、依頼主ということで、しっかりとここまで守り抜いていた。


やがて、二人は男爵屋敷の門までたどり着いた。ガスツーンは、いよいよだと思い、たじろいだが、メイスンはハルバードであっさりと男爵屋敷の扉を真っ二つに切り裂いた!

「ちょ、ちょっと!」

 あまりの突然のことで、ガスツーンはおろおろして、メイスンを止めようとしたが、彼女はガスツーンを振りほどいて屋敷の中にずかずか入っていった。かなり大きな音がしたはずであったが、屋敷の中から2人を襲ってくるものはいなかった。

 メイスンは、エントランスを抜けて屋敷の最奥の大広間の扉を蹴り飛ばした!


「チンクル!」

 蹴り飛ばされた扉の奥を見て、ガスツーンは大声をあげた! そこには彼の親友チンクルがいた!


「おやおや、これは手洗いご登場で!」

 部屋の最奥には四つん這いになった裸のロバート子爵に腰かけているワクがいた!


「子爵様!」

 ガスツーンは目を疑った。常に高飛車で誰に対しても頭など下げたことがないロバート子爵が、奴隷のようにワクのお尻の下にいたのだ!


「お前か!」

 メイスンは裸のロバート子爵には、目もくれず、真っすぐにワクを睨みつけている!


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