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救出隊集合

 会議室にはすでに救出隊として集められたもの達が集合していた。ディア達を責めたのはひときわ大柄の男で町内の山で木こりをしている男である。

 男の隣には猟師をしているという老人であった。老人は小柄であったが、手にはかなり大きな弓を抱えている。

 他には奥のテーブルで集まっている3人だが、彼らはたまたま領内に滞在していた冒険者であった。ランキングは高くなくCランクであったが、 冒険者歴は10年を超えているベテランである。


「お待たせして申し訳ない・・・・救出隊は今この部屋にいる私を含めた8人です! 出発は明日の朝なので、それまでは屋敷の中でゆっくりと英気を養ってほしい」

 ガスツーンはすっかり身ぎれいな服に着替えていた。


「執事さん、質問です! 報酬は間違いないですよね!」

 冒険者の中紅1点の女冒険者だ!


「一人につき前金で金貨1枚、無事に救出したときの成功報酬として、さらに金貨1枚をお支払いします! 」

 子爵家の財政状況は、立地の良さから商人などの出入りが多く、それなりに潤っていた。金貨1枚で10万円相当なので、そこそこの報酬といえるだろう!


「おれたちは、冒険者だから、こういう依頼も慣れているが、他の者は素人だと聞いているが、同じ報酬っていうのは、おかしくないか?」

 冒険者グループのリーダーの男がガスツーンに少し強めの口調で苦情をいったが、ガスツーンは、執事としてこういうやり取りを日常的にしているため、軽くかわしていた。


「それでは、皆さま明日の早朝出発です! くれぐれも今日は深酒等はしないように!」

 ガスツーンは特に木こりの方をみて、注意した。木こりはすでにかなり飲んでいるようで、酒の匂いが部屋に充満している。


「オレは仕事の時も常に飲んでるから、心配するな!」

 そういうと、木こりは荒々しく扉を閉めて、部屋を出ていった。どうやら酒場に向かったようだ。


 ディアとメイスンは用意された屋敷の中の部屋にいた。部屋はツインでベッドが2つあったが、ディアは見た目は美少女のメイスンと1つの部屋にいることに少し戸惑っていた。

「ディア様、私は部屋の外で見張りをしておりますので、どうぞごゆるりと、お休みください」

 そういうと、メイスンは部屋を出ていこうとするが、ディアはあわててメイスンの腕をつかんだ。

「い、いや・・・・メイスンが嫌でなかったら、この部屋にいたらいい・・・・」

 メイスンはディアがなぜドギマギしているのかわからなかったが、素直に従った。

 メイスンは、悪魔であり、睡眠の必要がないため一晩中、ディアを護衛するため、部屋の中で窓の外を警戒し、ドアの外の足音に注意をしたりと、せわしなく動いていた。

 ディアはというと、メイスンが部屋の中で動き回るため、落ち着かなかったが、いつしか眠りについていた。

「ディア様、そろそろお時間です!」

 メイスンはディアの耳元で優しく声を掛けた。

 ディアは目が覚めると絶世の美少女の顔が、すぐ目の前にあって、目覚めと同時にドキドキが止まらなかった。

「ディア様、いかがなさいました?」

 メイスンは心配そうにさらに顔を近づけてきた。


「いや、何でもないから・・・・」

 ディアは焦って飛び起きた。

「それより、いつの間にか様呼びになってるから、気をつけよう・・・・」

 ディアはそそくさと部屋をでて、集合場所に向かった。


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