表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/177

目覚め

「んーっ・・・・」

 吾郎はゆっくりと目覚めた! そして思いっきり伸びをした。ずいぶん深く眠っていたようで吾郎の目覚めは、どこかすがすがしいものだった。

「よく寝たなー!」

 吾郎は伸びをしながらゆっくりと目を開いた。その光景はあの洞窟の中だった。吾郎は瞬く間に気を失う前に起きた出来事を思い出した!


「・・・・・・・・」

「そうか、夢だったのか! オレ疲れてて夢見てたのか!」

 吾郎は、安心してゆっくりと笑顔で立ち上がった。


「おはようございます! わが主!」

 吾郎の背後から突然澄み渡るような美しい声がした。


「わあああっ」

 吾郎は誰もいないはずの場所から声がして、前のめりに大きく転んでしまった。それと同時に慌てて声が聞こえた方角を振り返った。


 そこには吾郎がこれまで見たこともないような美しい女性が、片膝をついて跪いていた。

「だ、だれ・・・・?」

 吾郎は、再び大きな声を発した。その声は洞窟の中に響き渡った。


「シャーリーでございます」

 その女性は膝まずいたまま答えた。


「えっ? そういうことではなく・・・・」

 吾郎は戸惑いを隠せなかった。


「悪魔神様は、永い眠りから目覚められたばかりでお疲れのご様子・・・・このシャーリーになんでも、御命じくださいませ」

 女性は、そういうと再び静かにひれ伏している。


「悪魔神・・・・何言ってるんだ・・・・痛い娘だ・・・・」

 吾郎はとりあえず、女性を刺激しないように話を合わせることにした。

「聞きたいことがあるんだが・・・・いつから、そこに?」


「悪魔神様の封印が解けた時に、私の封印も同時に解けました。その時からでございます」

 女性は全くふざけた様子もなく真面目に返答した。


「封印って・・・・」

 吾郎は思わず眉を寄せた。

「それって、どれくらい前?」


「1万年でございます。 悪魔神様は封印が解けた後、お眠りでございました」

 女性はまたも真面目な声で返答した。


「1万年って・・・・、やっぱり痛い娘だ・・・・」

 吾郎は心の声が漏れてしまった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ