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薫野みるく式小説の書き方  作者: 薫野みるく
物書き編(仮)
25/31

何になりたいのか

 ここまで、私の書き方や文章に対する想いなどを紹介してきました。あくまで一部抜粋、一冊全部読んで頂いて、はじめて意味が通じる箇所などもあるのですが、「小説」はただの「文章」ではなく、物語なので、読む人にとってやさしい、わかりやすい書き方のコツが伝わっていれば幸いです。



 小説は誰にでも書けるし、ネットを使って誰でも発表出来るし、いまやkindle等で電子書籍の出版もわずか数時間の時代です。

 私も昨年、この『薫野みるく式小説の書き方』のkindle出版手続きをしたのですが、無料で簡単に販売開始となりました。かの有名なamazonで自分のペンネームを検索すると、ヒットする。それは初めて同人誌を作った時よりも、大きな感動でした。


 私は今でも紙の本が好きなので、「本を作りたい」という同人屋さんの気持ちは、よくわかります。出版社が発行する漫画や文庫本だと、表紙や中の紙はほぼ同じですが、それ以外の本では、作家によって遊び紙や本文に使う紙の色が凝っていたり、手触りの良いものだったりします。

 その「見る」「めくる」という喜びは、画面をスライドするのでは味わえない。本だけではなく、あらゆるものの電子化によって、そうして実物の良さが失われていくのだな、とさみしくもなりますが、実際、一回読めばいいだけの漫画をその都度、紙で買っていると、すぐに本棚がいっぱいになってしまいます。便利=良いとは限りませんが、今回、いい加減私も電子書籍を利用するかな……とも思ったのでした。



 話は戻って、小説を書くことも、出版も、誰でも簡単に出来る現代。


 あなたは何になりたいですか?


 たとえば、投稿サイトでランキング上位常連になり、同じ小説書きさんとツイッター相互フォローで仲良くなり、読んで読まれて、ネット上だけで楽しく書きたい。

 そんな場合は、特別な文章力は必要ないと思います。それこそ、キャラの台詞と起こった出来事の書き写しで、「通じる小説」くらいでいい。上手くなりたいという向上心があるに越したことはありませんが、楽しんで書いているうちに、自然と力はつくものです。


 真面目に新人賞を狙っていて、作家になりたい人は、文章力はもちろん、何度か落選しても諦めない、精神力が必要ですね。

 私は、このメンタルの部分が脆く、たった二度の応募で投げ出してしまいました。小説自体に問題もあったでしょう。

 プロという具体的な目標があって、小説を書いている人には、実はこの「心」の部分が一番大事なのかもしれません。心が強くても、何度落ちても、いつかは絶対受賞出来るという保証はないのですが。だめなものは、いつまで経ってもだめです。



 同人界隈で、このカップリングといえば自分だという事実を誇示したい。昔から空想するのが好きで、自分が考えた話を、自分が読みたいから。誰かへのプレゼントとして。


 書きたい理由は人それぞれで、その理由によって「どれくらい」書ければいいのかは変わります。正直、そこそこで折り合いをつけた方が、楽しい執筆活動が出来るんです。

 もしもあなたが、気まぐれに小説を書き、どうせだからネットに掲載しよう、という軽い気持ちではないのであれば、十年、二十年後の自分のために、常に文章を洗練させていくのは必要かと思います。

 人に伝わりやすい文章を書く人は、仕事面でも誤解を生むことなく、スムーズに取引先との連絡が可能ですし、プライベートでも、損をすることはありません。


 自分が何のために、何を目指すのか。将来、どういう人になりたいのか。まずそれを明確にしてから、文章や小説に向き合うと、おのずと答えは導き出されるでしょう。あなたが求める未来への近道になりますように。

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