小説を書き始める準備
小説を書こう、と思ったら、まず準備です。パソコンか、持ち運び可能な小型のノートパソコンか、タブレット。Wordなどの文書を書けるソフト。以上です。
スマホのメモ帳、アプリ等で書くのは出来るだけ避けてください。通勤通学の空いた時間に、思いついたことを書き留めておく程度ならいいですが、本文を進行させるのには向きません。スマホで打った文章を投稿サイトにアップしても、「画面に表示された数=PVがいくつかつく」または、所詮はスマホで流し読みをする人の目に触れるだけです。しっかりと自分の小説に向き合える静かな場所、自宅か、自宅で書くのに都合が悪い人は、図書館やネットカフェなどに行きましょう。
誰でも書けると豪語した「小説」ですが、最低限の知識と感覚は必要です。もしもあなたがまだ小説を一度も書いたことがない、まったくの初心者だったなら、最低一年は勉強に費やしてください。それをしないで無理矢理書こうとしても、人に伝わる文章にはならず、恥をかくだけです。
私は文法のおさらいもせず、一人称だからと甘く見て(私が三人称を書けるようになったのは、ほんの数年前です)、稚拙な小説を書き、あろうことかホームページを作って公開していました。当時は二次創作の方に重きを置いていたので、その元になるものの人気のおかげで読者は二百人以上いて、それは私の勘違いにさらに拍車をかけました。
断言してもいいです。小説以前に、わかりやすく言うとツイッターで七十字以上のツイートが出来ない・うまく文章にまとめられない人は、黒歴史が増えるだけなので、強行突破するのはやめましょう。特に同人誌や自費出版という形に残してしまうと、自分のパソコン内のデータを削除すればいいだけの話ではなくなります。購入者の手元にある本は、棄てられない限り永遠に残ります。恐怖です。
ある程度うまくなってから人に見せた方が、自分の満足度アップにも繋がります。これを書きながら、私も進化します。一緒にがんばりましょう!