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 時計はすでに合わせてある。軍人は、プライベートでも時計を外すなんてことは殆どしない。眠るときは敢えてつけているし、外すのはシャワーの時間くらいだ。完全防水だとしても、手首の汚れを落とすには邪魔だからね。

 トランシーバーは工場内では使えない。現実には使用は出来る。けれど全てが筒抜けになってしまう。作戦会議には使えない。っていうことは持っていても無意味ってことだ。それに、周波数を変えて探知出来ないようにしていたのもそろそろ限界だ。一日もすれば何処かの部隊の誰かしらに探知されてしまう。もう必要はないと、その場で壊されてしまった。男が踏み潰したんだ。どうしてって僕は叫んだよ。周波数を変えればまだ使えるんだ。トランシーバーには、位置情報記録装置が付いていない。

 ごめん・・・・ 迂闊だった。男は素直に謝った。そこになにか深い意味があるかもと思ったけれど、どうやらなにもないようだ。男は時に天然になる。

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